今日覚えたい文法
来週と再来週
来週映画に行かない?
Si on allait au cinéma la semaine prochaine ?
いいねぇ。木曜日の夜とかどう?
Bonne idée ! Jeudi soir, ça te dit ?
では「再来週映画に行かない?」
はどう訳しますか?
再来週を和仏辞典で調べてみましょう。
と書いてあります。
"dans + 時間" の表現は「〜後に」のはずです。dans quinze jours であれば「15日後=2週間後に」となってしまい、曜日や日付が選べない状況に陥りそうです。
再来週が dans quinze jours ならば、来週は dans 8 jours(dans une semaine)でよさそうな気がします。
では今度は「仏和辞典」(の例文検索機能)を使って、「再来週」が、どんなふうにフランス語で表現されているかを調べてみましょう。
なんの解決にもなっていません。
実は、「次の次の週一週間」に言及する表現はなさそうなのです。
(わかりやすいな場面があれば dans quinze jours で「再来週に」言及できることは確認済みです。)
再来週映画に行かない?
Si on allait au cinéma dans 15 jours ?
いいねぇ。木曜日の夜とかどう?
Bonne idée ! Jeudi soir, ça te dit ?
おそらく、???がつく会話のはずです。
(ネイティブに確認をしていないので「はず」です)
la semaine suivante は?
→この表現は「その週の次」という意味なので、一旦来週が話題に出てから「その次の週」すなわち「再来週」に言及することとなるのです。
再来週映画に行かない?
Si on allait au cinéma la semaine suivante ?
いいねぇ。木曜日の夜とかどう?
Bonne idée ! Jeudi soir, ça te dit ?
おそらく、???がつく会話のはずです。
(ネイティブに確認をしていないので「はず」です)
la semaine du 10 ?
- Non, la semaine suivante
過去でも未来でも使える「その次の週」というわけです。
あっちにはあって、こっちにはない
こっちにはあって、あっちにはない
言語とはそういうものです。
うまく工夫をして使っていけばいいのです。
再来週とわかりやすく伝えるには、ぼくならば
Pas la semaine du 1er, mais la semaine du 8.
これで十分ですね。
訳すのではなく、内容を伝えるように心がけましょう。
ご参考まで