今日覚えたい作文
「パリで一番美味しいパン屋さんはどこですか?」
フランス語に直してみましょう。
では、2-3分待ちます。
ではどうぞ!
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パリで一番美味しいパン屋さん:la meilleure boulangerie de Paris
「どこですか」は「どこにありますか」なので、動詞は être を選択すればいいのかな。「どこ」の疑問詞は当然 où でいいよね。
Où est la meilleure boulangerie de Paris ?
「先生、できました!」
なるほど。ではこのフランス語で質問されたと仮定して、答えてみてください。
「一番と言われても難しいよな。ぼくだったら、」
C'est la boulangerie "La Parisienne".
かな
C'est la boulangerie "Utopie".
なるほど。
文法的には正しい作文ですが、質問と答えがずれていますよ。
今パン屋さんの名前で答えたということは、聞きたかったのは「どのパン屋さん」ということであって、パリで一番美味しいがどこに位置するということではないのです。
しかし最初に考えたフランス語の疑問文
Où est la meilleure boulangerie de Paris ?
は、そのパン屋さんの所在地を聞いているのです。
où という疑問詞は「場所を訪ねている」のです。
○○区、○○通り、メトロの駅から歩いて○○分といった答えを期待していると伝わるのです。
「どこ」という日本語に引きづられずに、美味しいパン屋さんを教えてほしい時には、où ではなく quel という「多くの選択肢の中から一つ選んで」という疑問(形容詞)詞がぴったりです。
Quelle est la meilleure boulangerie de Paris ?
- C'est la boulangerie « la Parisienne », qui est boulevard saint Germain.
日本語に引きづられないようにするには「正しい」フランス語の暗記が必要です。
ご参考まで