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今日覚えたい文法

「21ページを見て下さい。」

Regardez (       ).
正しく言えますか?書けますか?

実はこれは、ネイティブでもプロでも間違える可能性があるので、大したことではないのかもしれません。
ただ、こういう細かいところをきっちり押さえておくと「御主できるな!」と思わせることができて、信用につながるのです。

「誰に?」←自分で突っ込んでみました。

1分考えて書いてみて下さい。

Êtes-vous prêt(e) ? C'est parti !

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では確認です。

冠詞があろうとなかろうと、この2文は完全なる間違いです。
Regardez (la) vingt-et-un page.
Regardez (la) vingt-et-une page.

21枚ものページ(=紙)を見なさい、という指示になってしまっています。
21枚も紙を見ろという指示を出しているのではなく、「21枚め」のページを見ろと言っているのですね。

そう、そんな時には「〜番目の」を表す -ième を使えばよいのです。

Le château de Versailles date du dix-septième siècle.

ちょうど今21世紀ですから覚えておく必要はあるのですが、教科書はたいてい10番目まで、多くて20番目なのです。
こうなります!

le vingt-et-un+ième → le vingt-et-unième siècle.
Nous sommes au vingt-et-unième siècle.

ということは、
Regardez la vingt-et-unième page.

よし、そさそうです!
でもなんだか長いなあ…

そんな時には 21 という数字を名詞の後ろに置く作戦を取ることができます。
ただしこんなルールがあるのです、お忘れなく。

「性数一致は必要ない!」

なんと素敵なルールなんでしょう。
la page であっても vingt-et-UNE のしなくていいのです。

Regardez la page vingt-et-UN !
(これを間違えて、ネイティブが la page vingt-et-une と言ってみたり、SNCF のアナウンスでも、Voie UNE を頻繁に耳にします。)

性数一致が必要ないということは、
Regardez la page deux cent. ←音は変わらないけれど、s は必要ありません。
こうなるのです。

ぼくが覚えているルールは「後ろに数字を置いて序数扱いをする時には性数一致の必要はない」なのですが、SNCF がずっと間違えているってのもなあ…

今日のところはこれで結論としておきます。

Regardez la page vingt-et-UN.

ご参考まで


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