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今日覚えたい作文

メールで妹は「私たちはみんな元気だよ」と言っていた。
mail, famille を使って日本語をフランス語に直してみましょう。

Ma sœur m'a écrit dans un mail « Toute ma famille va bien. »

もう少しスマートな文にできないでしょうか。
→ そんなときには「従属節」を使うのです。
従属節とは、動詞を中心とする表現がその後に別の動詞を使った文を従えていること、を指します。

「メインじゃない文」ということです。

Je crois qu'il fera beau demain.
J'aimerais savoir comment elle va.
Je me demande s'il est vraiment honnête ou pas.
後半部分が従属節です。

ではここで辞書で écrire を引いてみましょう。

*écrire /e-kriːr エクリール/  
(英write)他動自動代動 (過分:écrit)
━ 他動
1 〔文字・文章〕を書く,綴つづる
Écrivez votre nom ici.
ここにお名前を書いてください
écrire qc 「au crayon [au stylo]
…を鉛筆[ペン]で書く
(…)
2 〔手紙〕を書く〈à …に〉
écrire une lettre à ses parents
両親に手紙を書く
【~ (à qn) que直説法】(…に)…と手紙に書く,書面で知らせる
Elle nous a écrit que tout le monde allait bien.
彼女は私たちにみんな元気だと書いてきた

プチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)

ピッタリの構文がありますね。

【~ (à qn) que直説法】(…に)…と手紙に書く,書面で知らせる
Elle nous a écrit que tout le monde allait bien.

que を使って間接話法で書くと少し大人っぽくなり、直接話法のままだとかなり子供ぽいですよ。

しかも!これは全くの偶然ですが、後半部分(従属節)は時制の一致をして書かれています。

過去時制(複合過去形や半過去形)の従属節は、時制の一致をする必要があるのです。(例外は数日前の記事を参考のこと)

現在形 → 半過去形
単純未来形 → 条件法単純形
複合過去形 → 大過去形
前未来形 → 条件法複合形

半過去形 → 半過去形
大過去形 → 大過去形
条件法は時制の一致の必要なし
接続法は時制の一致の必要なし

な〜んだ、楽じゃん!

妹の家族ですから、当然 ma ではなく sa famille ですね。
Ma sœur m'a écrit dans un mail que toute sa famille va bien.

これで100点です。

「元気である」と言う表現を少しグレードアップをしていましょう。
aller bien ≒ se porter bien
ほぼ同じことなのですが、ワンランク上のフランス語だと感じられます。

という訳で、
Ma sœur m'a écrit dans un mail que toute sa famille se portait bien.

この文を一つの正解としておきます。

ご参考まで

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