今日覚えたい文法
数えるか数えないか?
今朝何気なくプチ・ロワイヤル仏和辞典を読んでいたら、こんな記述がありました。
???ちょっと待てよ。
何かがおかしいと、脳内で危険を察知してランプが点滅しています。
combien de + 「数えない名詞」ってまずないでしょ。
たしかに辞書には「♦数も量も問える」としか書いていないし「数えない名詞はダメ」だとはかいていませんよ。
でも、僕の日本語力だと「無冠詞名詞であればどんな名詞でも置ける」と読めちゃうのです。
combien de lait とか combien d'eau、combien de farine なんて組み合わせも普段から可能だと思えてしまいます。
というわけで、le Petit Robert を開いてみました。
そう、結局 "combien de temps" ばかりなのです。
おそらく「答えが(数えられる)数を求める疑問文を作ることができる」ということであって、数えられない名詞・数えられる名詞と自由に組み合わせられる」ということではないはずです。
今試しに信用できるフランス人に確認したら、 "combien de + 数えない名詞" は違和感があります" とのことでした。
今日現在の僕の中の正解は、
✗ Tu bois combien d'eau par jour ?
○ Tu bois combien de litres d'eau par jour ?
または
○ Quelle est la quantité d'eau que tu bois par jour ?
数や量の確認をする場合は、combien de + temps および combien d'argent だけは例外(要するに組み合わせは可能)だという知識を持っていますが、間違っていたらどなたかご教示ください。
純粋に量を尋ねているわけではない、量が多いということや驚きの感情を伝える場合、または、特殊な場面で専門家と話しているなどの普段とは少し違った場面では、ひょっとしたら使えてしまうのかもしれません。
少なくとも、
"combien de + 数えていない名詞" はどんな名詞でもいかなる場合でも使える、とは言いにくそうです。
調査を進めてみます。
世の中知らないことだらけです。
楽しいですね。
ご参考まで
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?