#001 雨の日に読みたくなる本
今日も雨が降っている。すっかり秋の気温だけれどこのまま秋になるのかな。
雨が降るたびに読みたく本がある。雨でなんとなく気分が塞いで、明るい気持ちになれなくて、足元ばっかり見ちゃうとき。
そうしてうっかり、消えてしまいたいなって思うとき。
死ぬことも同じじゃないかって思うんだよね。特別じゃないけど、まわりの人にとっては、悲しいし、大事なことなんだ。
連作短編だから疲れていても読みやすいし、なにより最後の章が、塞いでいたきもちに光がさして、「また頑張ろう」って気分になれるから好き。
ほかの章も「フフッ」って張りつめていた気持ちがほころぶようなそんなお話ばかりだから、なんとなく生きるのしんどいなって時に読んでほしいな。