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テーマ探究「美味しい!楽しい!自分たちでイチから手作りした新年会♪」@フルスクール低学年テーマ「行く年来る年」
フルスクールの低学年テーマ探究「行く年来る年」では、日本の伝統行事『お正月』の過ごし方を探究します。
まずはお正月の事はじめ。12月には自分たちで稲刈りに行った「くすのき農園」さんの藁を使って、しめ飾りを作りました。
藁をキレイにして、叩き、綯う作業を通して、世界に一つだけのしめ飾りが出来ました。しめ飾りは「年神様が来る目印」として飾ることを伝えて、
冬休みを迎えました。
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冬休みには、じっさいに年末年始にやったこと、お正月に食べたものや遊び、お雑煮を書く宿題があり、子どもたちは「自分のおうちのお正月」で楽しんだことを記録していました。
3学期が始まってからは、みんなで、それぞれのお正月の過ごし方をシェア。「どんなお正月遊び」をしたか、「どんなお雑煮やお節料理」を食べたかを教えてくれました。
その経験を元に、1月末に行う「新年会」にどんな遊びをして、どんな料理を作るかを相談しました。
まず遊びは、おみくじ・羽根つき・坊主めくりやコマをしたいと案が出て、おみくじと羽子板を作ることになりました。おみくじグループは「大吉」よりラッキーな『スーパーウルトラハイパー大吉』もあったり、紙に書く言葉も自分たちで考えて「悪いことだけじゃなくて良いことが書いてあったほうがいいよね」と相談し『思ったことが本当になる』『ちょっとだけいいことがある』などと準備していきました。大人には思いつかない言葉の数々にほっこりしました。
羽子板は木工好きな子が木で制作し外遊び用に、室内でも遊べるように牛乳パックでも羽子板を作りました。やりたいことなのでみんな作業が早い!
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お節料理は、栗きんとん・伊達巻・紅白なますを作ることにしました。包丁が得意な子は紅白なますの大根と人参を千切りにチャレンジ!栗きんとんのサツマイモも細かく切った方が煮えやすいとせっせと切って茹でてつぶしました。伊達巻はミキサーで混ぜた後にフライパンで焼いて、巻きすで巻きました。みんなで食べるために作ったことをふりかえり、「楽しかった~」と口々に言い、翌日に食べるのを楽しみにしていました。
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そしていよいよ新年会当日。子どもたちはお弁当の時間に、自分たちの作ったお節と、これまた自分たちで作った白味噌のお雑煮を味わいました。
「お雑煮美味しい!!」との声がたくさん上がったり、「大根、初めて食べたわー」と言っている子も。自分たちで作ったものをみんなで食べる楽しさも一緒に味わっていてホカホカ幸せな気持ちになりました。
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保護者の方も参加して、「みんなのお雑煮紹介」をしたり、保護者の方が用意くださった「世界のお正月クイズ」を考えた後、子どもたちが作った遊びを楽しみました。自分たちで作ったおみくじはたくさんの人に引いて欲しいので出張おみくじに出かけたり、外でも中でも羽根つきを楽しんだり、久しぶりにコマを触って何回も繰り返す子、けん玉に挑戦する子、坊主めくり、百人一首などなど、自分がやりたいことを友達や保護者の方と一緒に楽しむ時間を過ごしました。
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このテーマを通して、日本の伝統文化を体験する中で、自分の手を使って作る楽しさも味わっていきました。何でも手軽に手に入る時代ですが、自分の手を動かして作ってみて工夫することをこれからも子どもたちと楽しんでいきたいと思います。(まっきー)