問いを持てる教科と、問いを持てない教科
久々に、親向けのお話会をオンラインで開催しました。そこで話題に上がったことについて今日はブログに書きます。
得意な教科と苦手な教科
多くの人には得意な教科と苦手な教科があると思います。
お話会でも、親自身の得意な教科、苦手な教科に話題が広がりました。
親A「社会は丸暗記しなきゃで覚えることが多くて大変だった」
親B「社会は覚えるという感覚ではなく、理解してたからそんな大変ではなかったし、楽しかった」
親A「数学は理解していたから、特に難しくなかったし、楽しかった」
親B「数学はちょっと難しい問題だと、どうしてそうなるのか、よくわからず、諦めていた」
親A(以下、数学大好きお母さん)、親B(以下、社会大好きお母さん)では得意な教科と苦手な教科が異なったみたいです。
このように、得意不得意が分かれることは、多くの親御さんでも同じような経験があるのではないでしょうか?
教科の好き嫌いを決めるものは何か?
これ子どもたちと学ぶことについて深めている時にもよく考えます。
特定の教科が好き・得意となっている子どもの特徴は主に2つあるかなと指導していると感じます。
(1)問いを持つ
一つは問いを持つということ。
「どうして?」「なんで?」「これどういうこと?」
そんな問いを持てる子は、その教科を好きな場合が多い気がします。
社会大好きお母さんは、歴史的や地理的にどうしてそれが起きるのか?なんでそうなったのか?など、社会では問いを持てていたようでした。
一方で、社会大好きお母さんは数学に対しては問いを持つことをしていませんでした。
数学大好きお母さんは、数学では問いを持つことができても、社会では問いを持つことができていないようでした。
(2)問いに対する回答を得る
そして、二つ目に大切なことは、そこに対して自分なりの回答を得ることなんだと思います。「どうして?」「なんで?」「これどういうこと?」それに対して、回答を得ることができなければ、問いをすることが無駄になってしまう。
数学大好きお母さんや、社会大好きお母さんはそれぞれの得意な教科で問いを持ちながら、それに対する回答を調べたり、他の人に質問したり、自分で考えることで、回答を得ることができたんだと思います。
だからこそ、得意な教科、好きな教科になっていったんだと思います。
一方で、数学が嫌いなお母さん(社会大好きお母さん)は、たぶん問いは持てても、そこに対する回答を得ることができなくて、どんどん問いを持つことを放棄していったんだろうなと思います。
なぜ私たちはさまざまな分野を学ぶのか?
個人的にこれに対する回答は、さまざまな分野で問いを持つことができるようになるためだと思ってます。
上記の事例のように、領域ごとで問いを持てる持てないが、意外と異なっています。これは興味深いことです。
どうしてそれが起きるのか?にはいろんな要因が関わってくると思います。
ここでは、その要因については触れませんが。
その要因については、これから大学院で研究をしていきたいなと思ってます。
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