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「勉強は絶対出来ない」と思い込んでいるのに「勉強をしなければいけない」葛藤に苦しんでいる子どもたち

まなびかたクリニックで、生徒を指導していると、勉強に苦手意識を持っている子をよくみます。

そんな時に思うのは「よくこんな中で過ごしてきたね、苦しかったね」という感覚です。彼らは「勉強は出来ない」と思い込んでいるのに、我慢して勉強をしているんです。

勉強が出来るようになる感覚を失った子どもたち

まなびかたクリニックを訪れる子どもたちは程度には差はあるけれども、勉強が出来るようになる感覚を失った子がやってきます。

この勉強ができるようになる感覚を失った子供というのは、大きく二つのパターンに分けられます。

勉強ができるようになるやり方が思いつかない場合

このパターンは勉強が出来るようになるために何が必要なのかが思いつかない生徒です。
「問題をいっぱい解けば良い」
「問題の答えがどのように導き出されるのかを理解すれば良い」
「用語の意味をしっかりと理解すれば良い」
いろんな勉強のやり方があると思いますが、今やっている勉強のやり方以外に、勉強できるようになるためのやり方が思いつかないと、良い成績を出せなくなった時に、勉強が出来る感覚をどんどん失っていきます。

勉強のやり方が思いついても実行が困難な場合

「問題の答えがどのように導き出されるのかを理解すれば良い」「答えは丸暗記すれば良い」などの手段が思いついても、それが自分にとって負担感が強くて、実行することが困難だと人はそのやり方は実行できません。

「問題の答えがどのように導きだれるのかを理解すれば良い」・・・これを実行するためにはどこが分からないのかを整理したり、分からないことに関連した情報をどこから得るのか?得た情報をどうやって解釈するのか?など、それが出来るまでには段階があります。この中の多くのことは、やったことのない子にとってはどうやれば良いのか分からない、非常に大変なことなんです。例えば人見知りの子であれば、分からないことに関連して先生から情報を得るというのはものすごいハードルが高いことです。このように思いついても、それを実行するプロセスがその子にとって困難であれば、実行できないことが多々あります。

「答えは丸暗記すれば良い」・・・丸暗記は深い理解を伴わないために、一般的に記憶が難しくなります。
そのため、丸暗記するためにものすごい努力を必要とする割に成果があまり出ない。そんな結果を導き出します。
そして多くの子たちは、年齢が上がるにつれて、丸暗記は、ものすごい努力を必要とするけど、結果は良くないことに経験から気づいていきます。
そんなことに気づいた子が、このやり方を積極的にやれるでしょうか?

大切なことは「あなたにあったやり方で、勉強はできる(あなたは成長する)」ことを理解してもらうこと

人それぞれ個性や、持っている知識は違います。

知識だと、例えば中学生で掛け算がうまく出来ない子だったら、無理して中学校に合わせる必要ないです。掛け算からやれば良い。

個性だと、人見知りならば、学校の先生に聞かなくても、オンラインの解説動画や教科書・参考書を駆使して理解するのも手です。
もちろん人見知りを克服したい子は、克服にチャレンジするのは💮

友達といると集中できる子は、友達と学ぶことがいいでしょうし、逆に友達といると集中できない子もいるでしょう。そんな子は友達と一緒じゃない環境の方がいいですよね。

己を知り、敵(課題?笑)を知って、それに合わせて、勉強していけばあなたは成長できますよ。

そんな感覚を取り戻して?、手に入れて?いってくれたらいいなと思います。


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