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僕の教え子は天才!なのかもしれない・・・。

親バカならぬ、教師(?)バカですね。はい。

この前、中学生の教え子が教えてもいないのに、漢字の学習を自分で開発してきたことがすごく嬉しくて、この子は天才なのではないかと思ったお話しです。

漢字が壊滅的だった教え子

まなびかたクリニックには教科の成績が悲惨な子もよくやってきます。笑

今日紹介する天才疑惑の子も、色んな教科の成績が悪くて、勉強への効力感(できるようになると思えること)が失われていました。

漢字の学習も困っているという話だったので、そのことについて、授業で取り扱いました。そんな時のエピソードです。

漢字の学習で教えたことはことわざの意味や熟語の意味を調べること

漢字をうまく覚えられない原因はいくつかありますが、その中の一つに漢字の意味がうまく理解できていないことがあります。

例えば「悦」これがどういう言葉なのかを理解していないと、なかなか覚えにくいです。

悦は、「悦に入る」「ご満悦」などのことわざや熟語を知っていると、だいたい悦のイメージ感が掴めますよね。

漢字が得意な子や、覚えるのにそこまで労力がかからない子は、今までの人生で無意識的に悦を使った言葉に出会っているんです。だから「あー!あの形の漢字」か、「あー!あういう意味のやつか」となり、今までの知識と関連づけて覚えていけるんです。

漢字が苦手な子は、そこの過去の記憶と繋げる作業がうまくできなかったり、そもそも過去にそのような言葉と出会っていなくて、言葉のイメージが掴めないことがよくあるんです。

なので、漢字が覚えれない子はまずその漢字がどういうところで使われるのか?自分の聞いたことのある文章にないかを調べて、イメージを掴んでいくことが大切になります。

その子に教えたのも、そんな漢字に関連することわざや熟語を調べて理解することでした。

漢字壊滅的だった天才中学生が見つけた漢字学習法

教えたこともやっていたのですが、やっていく中で、その子は新しい学習法も見つけて、漢字が覚えやすくなったみたいでニマニマしながら報告してくれました。

生徒:漢字の成り立ちについて調べるようになったんです!そしたら覚えやすくなった!

先生:おぉすごい!それ確か前の授業では言っていなかったよね!

生徒:はい!自分で勉強していて、そもそもこの漢字ってなんだろう?って気になって調べたら気づけました!

先生:素晴らしい。素晴らしすぎる。天才やなぁ。具体的に何に気づいたの?

生徒:貯金の貯は貝偏がついていて、貝は古代の日本では通貨の役割を担っていて、だから、お金に関連するものは、この貝編がつきやすいんです。

先生:わぉ素晴らしい。社会の学習とも関連づけているんだね。素晴らしすぎる。

どうですか?天才じゃないですか?(教師(?)バカ。笑)

ちなみに、この子、社会も壊滅的だったんですよ。社会が壊滅的だったのに、古代は貝が通貨の役割を果たしていたことに関連づけて覚えているんですよ。


もう、これは本当に天才の領域に入る、成長スピードだなと思うわけなんです。

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