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はじめての古本市

こんにちは。なんと今日から10月です…2023年もあと3か月!早い!
一生のうちに一度はやりたいと思っていた古本市の出店を、9月最終日の昨日やりました!

今回の舞台

ホオルについて

今回は、川越にある「つまずく本屋ホォル」さんのイベントに参加しました!
「うっかり何かにつまずいて放られた本を誰かが拾ってくれるような」偶然の出会いを創出する場をめざして作られたとのこと(同店HPより)。

他のイベントで、以前からホォルさんのことは知ってはいたのですが、来店したのは今回のイベントが初めてでした。お店の前まで、小説から専門書、年季の入った古書がびっちり置かれていてワクワクする空間です!

1Fにはシェア本棚もありました

勧工場について

そんなホォルさんで行われた今回のイベントは、その名も「勧工場(かんこば)」!
「勧工場」とは、明治時代に一つの建物に複数の焦点が出品した場所のことだそうです。催事場などに出したけど売り切れなかったものを持ち帰るのも面倒で、勧工場で売るという慣習もあったとか。
また、かつて物の値段は売主とお客の交渉で決められていたのが、売主の言い値で値段が付けられるように変わったのも勧工場からだったなんて話も、店主さんから伺いました。
今回のイベントは、古本・自作の本・本なら何でもOKの「本の勧工場」だったわけです!📚

準備

スプレッドシートで管理

やることを、画像のようなスプレッドシートで管理しながら進めました。もうこれは、職業病ですね。はじめての出店のわりに、準備を始めたのが1週間前で、ものによっては当日に回したものもあります笑。
不完全なまま行っても、実際はなんとかなりました!

役立ったサイト

今後も使うだろう、自分のメモのためにもまとめておきます。

<手作りメモスタンド×2>

<折り紙で作るしおり>
出品した本すべてに付けました。文庫本の場合は、折り紙の4分の1サイズでちょうどよいです!

早めにやってよかったこと

釣銭の用意!
その一択です。正直、ポップやスリップ(売上票)は当日でもなんとかなります笑。
が、小銭の用意は中々難しい…。銀行のATMは「1日1回10枚まで」という制限もありますし、買い物で小銭を作るのも結構大変。
古本市の準備って、本の装飾や売り場のレイアウトに目が行きがちです(少なくとも私はそうでした…)。ですが、小銭も大事!数日前に思い出せて本当に良かった…!

やってみて気づいたこと

ウケる本/ウケない本

出店中基本は自分のブースにいるわけですが、立ち寄ってくれる方の反応、本への関心が分かるのがすごく面白かったです!

ウケたのは、なんといってもシークレットブック!6冊中3冊が旅立ちました。「開けてからのお楽しみ」ってやっぱり気になりますよね。私も見つけるたびに買ってしまう。

一方で、写真真ん中に立てかけてある専門書系はあまり手に取ってもらえず…(;;)「難しそうね」「固い本ばっか…」と露骨に言われることもしばしばありました。
※シェア本棚にしても普段趣味の話をするにしても、それが自分の個性だと思っているので全然凹みはしないのですが!笑

そうそう、シェア本棚でもよく借りられる本とそうでない本とで差があるのは分かるのですが、見た人のリアクションを生で見ることってほとんどないので、古本市ならではの経験だったなと振り返ってみて思います。

専門書については、一見難しそうかもしれないけど、読んだら面白いし、今の日本社会を知る上で知っておいた方が良いことだらけなんだけどな~とも思います。社会学でなされているような議論(「自己責任社会」「新自由主義」への反対に帰結することが多い)を、専門書を読まない人にも開いていきたい。というのは自分の問題意識でもあることを改めて気付かされました。

作家しりとりが盛り上がった!

写真の右部分にある小さなノートで、「作家(※)しりとり」を行いました。
※ここで言う「作家」の定義は幅広く、詩人や哲学者、思想家、漫画家もOK。本を書いた人ならだれでも!という形で進めました。
意外とこれもウケが良かったです。閉店するまでには4ページ目まで進んだのは嬉しかったですね。やはり本が好きな方が沢山集まるので皆さんポンポン出る!協力に感謝です。

ちなみに、今回特に苦しめられたのは、「ら」で始まる作家さんでした。
2回目の「ら」に当たった方が、グーグル検索をして出てきたのが、羅門祐人さんという小説家(SFや推理小説が多いよう)の方でした!
恥ずかしながら存じ上げず…、何かの縁だと思うので今度読んでみたいと思います!

「ガデュリン」シリーズというのもあるよう。言葉のインパクトがすごい!しばらく頭から離れなさそうです笑。

作家しりとりは、想像以上に盛り上がったので、自分のシェア本棚の一画にも置いておこうと思います♪

本をきっかけとした交流は楽しい♪

本を見てくれる人、買ってくれる人、シェア本棚について聞いてくれる人、あいさつだけの人、しりとりに参加してくれた人、様々な人がいました。
関わり方は色々でしたが、本が無かったら、勧工場というこの機会がなかったら、出会えなかったことは間違いありません。それって奇跡的なことだよなーと改めて思います。同時に、本をきっかけとした交流はとにかく楽しくて(その理由をうまく言い表すことは難しいけど)やめられませんね!

古本市、また機会があれば出品したい!いずれは、自分で企画できないかな?とも思っているところです。
収支については交通費はカバーできたけど、ランチ代や書籍購入代は…という形で終わりました。自分の近くで古本市を開けば、黒字ってことなんですよねー。もちろん、儲けを目当てでやっているわけではないものの、時間や労力をかけずにこうした場に参加したいし、それで喜ぶ人は自分だけではないんじゃないか。そんな風に思うのです。

でも、ホォルさんは、片道2時間近くをかけてでも行く価値のある素敵空間でまた行きたい…!今回、貴重な機会をいただけたこと本当に感謝です。また行きたいですし、埼玉県内の他のイベントなどでお目にかかれたら嬉しい限りです。
「散歩の達人」最新号にも掲載されているので、気になる方はチェックしてみてください。

なんだかまとまりがありませんが、この辺で締めたいと思います。
ちなみに、出店翌日の今日は、身体も気力も働かない状態です💦(そんな深刻なものではありません)
重い荷物を持っての移動や初対面の方との会話は、楽しい反面、身体に応えますね。あいにくの雨だし、家でココアでも飲みながらアマプラ鑑賞しようと思います☕

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました!今後、古本市に参加しようとしている方の参考になれば幸いです。

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