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なぜ古典的条件づけなのか

しつこく古典的条件づけの話をしていますがなぜか?
それは、とっても大事なことだからです。

犬にも感情があり、情動的な行動も少なくないからです。
行動をどうにかする前に犬の気持ちを慮ってあげるだけでも犬の行動は変化していきます。

ドッグライフコンサルタントの佐藤です。

古典的条件づけを使う理由

古典的条件づけで良い関連付けがされているものは、おやつに勝るとも劣らないものになるからです。

私がよくおすすめする「名前を呼んでおやつ」は対提示をする取り組みの名前なんですけど…
名前ってとても大切で飼い主さんの思いがつまっていますよね。
その名前を呼ばれたらワクワクしたり嬉しいと思ってほしい。
そのための取り組みです。

犬にとって名前は、なんの意味のない音だったのがなぜ呼ばれたら反応するようになるのか?
それこそが取り組みの基本です。

名前を呼んで心を込めていい子だね~可愛いね~大好きだよ~等々声かけたり撫でたりしていませんか?
わんこにとって心地よい声かけや接触が名前と関連付くんです。
これが対提示です。
それを練習するとなると心を込めての部分が抜けてしまったり、撫でるのもぎこちなくなってしまうのでおやつを使います。

逆に、名前を呼んでずっと叱ったりしていたら…
名前を呼ばれたら緊張したり逃げたりするようになります。
このような関連付けをするのではなくリラックスしたり、ワクワクできるよう関連付けをしていきましょうというのが目的になります。

何を関連付けているか

古典的条件づけで関連付けられた名前はおやつが食べられないような状況でも威力を発します。
この条件づけで関連付けているものはおやつではなくおやつを食べたときの感情です。

おやつを食べたときの感情はどんなものでしょうか?
ワクワクしてる?
リラックスしてる?
それとも緊張してる?

名前を呼ばれたときおやつの合図🎵と思ってくれたらまずはOKです。
なかにはそれが嫌だという人がいますが…
まぁ、まぁ、それは置いておいてまず、取り組んでみませんか?

人間社会のルールを知ってもらう第一歩ですしね。
大盤振る舞いしたっていいじゃないですか😊

名前を呼ばれたらとぼとぼではなく、ハートマークが出るくらい楽しそうに、嬉しそうに反応する取り組みをしても良いと思いますよ~

取り組みは楽しく

このような取り組みを続けることはワンコにも飼い主さんも楽しくなければいけないと思ってます。
失敗させて罰を与えるのではなく、どうやったら失敗しないか?を考えて、それに必要な取り組みとして名前を呼ぶ、おやつをあげる。
大好きだよって伝える。

この取り組みってワンコも飼い主さんも楽しいですよね。
両者が楽しくなければトレーニングではないのです。
罰は両者とも楽しくありません。

楽しく過ごすことが犬と暮らす醍醐味ですよね。
辛かった日々も取り組みを続けていくなかで良き想い出になります。
それが共に成長した証になると思います。

わざわざ、辛い道を選ばなくても大丈夫です。
ワンコたちを信じて、ワンコたちの言葉を聞きましょう。
答えは目の前にあります☺️

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