見出し画像

心の港になろう②

昨日の「心の港になろう」というタイトルで記事を投稿しましたが、ご理解していただけたでしょうか?
心の港になる方法の基礎として、「名前を呼んでおやつ」の話をしました。
古典的条件づけを使ったトレーニングの名前なんですけど…
やってみようかな~と思ってくれたら嬉しいです。

ドッグライフコンサルタントの佐藤です。

昨日のおさらい

こちらの最後に「名前を呼んでおやつ」の第一ステップについて記載しました。
古典的条件づけを使ったトレーニングで、犬にとって意味のない音やものに意味を持たせるためのトレーニングです。

この方法は名前以外でも応用できるので是非、極めていただきたいです。

なぜおやつ等の食べ物を使うのか

犬が嬉しいことは、私たちが思うことではないかもしれない。
そう考えたとき、問答無用でうれしいものは食べ物なんですよね。
なので、食べ物を使った方がわかりやすい。

撫でられるのが好きなのと飼い主さんはよく言いますが大抵のわんちゃんは嬉しい気持ちもあるけどなんだか嫌だなぁ~っていう気持ちも表現していることが多いです。

犬にとって混乱している状況なんです。
混乱させるくらいならストレートに嬉しいとか美味しいとかポジティブな感情を提供できるツールを使った方が分かりやすいし親切ですよね。

よりわかりやすいもの(食べ物)を使って犬にとって嬉しいものを作っていく過程が「名前を呼んでおやつ」です。

嬉しいものがどんどんとできてくると飼い主さん自身がおやつや食べ物に変わる嬉しいものになっていきますのでより大好きな人の代表目指して頑張りましょう。

「名前を呼んでおやつ」第二ステップ

第一ステップで、名前を呼んだら目をキラキラさせて『なになに、おやつ?』って感じで来てくれるようになったら次のステップです😁

次は、名前を呼んだら一呼吸おいておやつをあげます。
ここでも、わんちゃんに行動は求めません。

名前を呼んで一呼吸。
慌てなくても大丈夫。
今まですぐくれたのにあれ?って思うかもしれない。
でも慌てない。

お座りするかも知れない。
そのときにあげても良いけど、次にやるときはお座りじゃないときにあげましょう。

名前とおやつの間には犬に行動は求めません。
ワクワクする気持ちを持続させたいのが目的です。
なので、少しずつでも名前とおやつの間を開けられると良いですね。

なんて書くとみなさんすぐ長い時間をあけて待てをさせてしまいがちですが、待てではないですからね。
あくまで、名前が最高の…最強の嬉しいものにしたいのです。

第二ステップ応用編

この仕組みが理解できるとブラッシングや歯磨きなどの苦手克服の第一歩を踏み出せると思います。

ブラッシングや歯磨き、ハーネスをつけるなど苦手なことに取り組む際に少しずつやりましょうと言われますよね。
少しずつってどんな風にステップアップデートすればいいか具体的にはわからないですよね。

私も実はよくわからなかったんですよね~
試行錯誤してやっとわかってきた😁

それはね、ワンコたちがワクワクしているか?が鍵でした

ワクワクしているときにちょっとやってわくわくがなくなく前におやつだったんですね~

ぶっちゃけ、ペロペロなめている、夢中になっているときにさっとやって終わる。
気がつかないわけがないので気がついているけど…
ペロペロなめている方が嬉しいんです。
そっちの方が強い。
そのうちに、ブラッシングも大したことないと気がついてくれる。

そうやってワンコの気持ちを観察しながらステップアップするんですね。
とてつもなく面倒でとてつもなく途方にくれることかもしれないですけど…

気がつくとできていることが多くて飼い主さんびっくりなんですよ。
こんなこともできるようになってたねって…

ひとつできるようになると実は回りのものも付随してできるようになることもある。
だから、丁寧に取り組むことが遠回りに見えて近道だったりするんです。

そして、ワンちゃんの中の飼い主ランキングも急上昇するんです。

叱らなくても良い取り組みは実は取り組みやすいものなんですよ。
叱っている方が断然難しい。

それなら簡単な方を選んでほしいな。

次回最終回は第三ステップについて書いていきますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?