【受講生インタビュー】思考力が鍛えられた。法律の文章が読めるようになり驚いた。
この記事では、Managing Complexity受講者の声をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、エネルギー事業会社で基幹部門として新規事業推進に携わっている松本さんです。
受講生インタビュー:2023年受講修了 エネルギー事業会社 新規事業推進 松本さん
Managing Complexityのインパクト
Managing Complexityでの学びは、私の現在の仕事においても重要な指針となっています。この学びを一言で振り返ると、「こんなに脳が汗をかくことを今まで知らなかった」という感想に尽きます。
24年6月からは新規事業を手掛ける部署へ異動し、ミネルバの最終課題で描いていたゴールを具体化する場が整いました。評価制度にも手を入れて進めていく予定です。
最も印象に残っている学び
10週間で特に印象に残っているのは、「System Decomposition(システム分解)」の学びです。以前はとりとめもなく考えていたことを、有機物や無機物、登場人物を洗い出し、ズームイン・ズームアウトで思考する手法を学ぶことで、視界が大きく広がりました。さらに、思考した内容を他人に分かりやすく説明する力も身につきました。
10週間を通じて学んだことで、それまで頭の中で断片的に存在していた知識や感覚を体系的に整理し、ラベリングやタグ付けをすることができるようになり、さらには明確な形として人に伝えることができるようになりました。
パワーダイナミクスを実践で活用
もう一つ活用しているテーマとして「パワーダイナミクス」があります。職場では、自分より長く在籍している人の得意分野や強みを理解し、その方にリーダーを任せることで、チーム全体が主体性を持って動けることを心がけるようになりました。自分が飛び越えて主張しすぎず、組織の流れを尊重することが大切だと感じています。
以前の私なら、せっかちなので自分でできることは自分でやってしまっていたかもしれません。しかし、今は異なるキャラクターを理解する力がついたことで、意図して誰かに頼むことも増え、チーム全体の力を引き出すことができています。
思考力が向上した実感
新しいことを考える際には、最初に今回の学びで得たキーワードを振り返るようにしています。入口でつまずくと、その先の方向性が変わってしまうので、まずは問いを決め、プロトタイプやテストを行う考え方を取り入れています。思考の軌跡をロジカルに整理することができるようになり、誰が見てもわかるようにドキュメント化する力も上がったと感じます。
さらに、思考の解像度が上がったことで、法律の文章を読めるようになったことも大きな収穫です。私の業界ではエネルギー関連の規制など難しい法律の文章に対峙することが多いのですが、その読解力が向上し、文章が伝えている内容を分解して理解する能力が身につきました。まるでピントが合うように、内容が明確に見えるようになったので驚いています。
こんな方におすすめ
ミネルバの研修は、複数の企業や部署を経験している人に特におすすめです。実体験のストックが豊富な人ほど学びの質が高まり、これまで対峙した多くの登場人物に照らし合わせて事例をイメージすることができると思います。さまざまな立ち位置を経験している人にとって、実体験に基づいた学びが深まることでしょう。
私自もこの研修を通じて得た知識とスキルを活かし、今後も新たな挑戦に取り組んでいきたいと思います。
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