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プロフェッショナルが語るミネルバ式リーダーシッププログラムの魅力:アクチュアリ株式会社 代表取締役 中田 華寿子氏のインタビュー

プログラム講師にインタビューを実施しました。

ミネルバ大学式リーダーシッププログラム「Managingcomplexity」では、講師をファカルティと呼んでいます。

現在26名在籍しているファカルティは皆、自身も複雑化する時代をリードする経験豊富なプロフェッショナル。ファカルティの存在がプログラムのクオリティを支えてくれています。

そんなファカルティがこのプログラムについて語る「ファカルティインタビュー」。第2回目はアクチュアリ株式会社 代表取締役 中田 華寿子さんにお話を伺いました。

アクチュアリ株式会社 代表取締役 中田 華寿子さん

中田 華寿子 Kazuko Nakada アクチュアリ株式会社 代表取締役
大学卒業後、電通Y&R株式会社を経てスターバックスコーヒージャパンに参画。マーケティング部長、広報室長、執行役員として同ブランドの立上げ、全国展開に携わる。GABA常務執行役員を経て、2008年にライフネット生命に入社。2017年まで常務取締役兼チーフコミュニケーションオフィサー。現在はマーケティング・コミュニケーション等のコンサルタント業務を行う。著書「10万人に愛されるブランドを作る!」(東洋経済新報社)
2022年よりManaging Complexity Faculty

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Q1. ファカルティになられた動機、またファカルティとしてこのプログラムについて魅力を感じるポイントをお聞かせください。


中田:
ミネルバの学習法は従来型の知識インプットではなく「実践的な知恵」を重視する画期的なアプローチのリーダーシップ研修として国内外で注目されているという記事で読み、興味を持っていたのですが具体的なイメージが掴めず、デモ・セッションの受講機会をいただき参加しました。

トルコやNY在住のファカルティの方々から週1回、毎回2時間みっちり、10週間の授業を受けたのですが、予習をしてクラスに臨んでも次々と投げかけられる問いや議論についていくことに必死で、授業が終わる頃はいつも脳がヘトヘトになっていました。

でも、不思議と10週間の受講を終える頃になると、学びがその場限りで終わらず、実際のビジネスに活用できるという確信と具体的なイメージが持てました。

この驚きと学びをリーダーを目指す人たちと共有し、ぜひ実践してほしいと思い、ファカルティに加わりました。

ミネルバの学習法は、学術的にも効果が実証されているセオリーに基づいています。そのため、実際のビジネスで実践的に思考する習慣が身につくため、業種や職種を問わず、リーダーを目指す人のビジネスや組織運営に適用できる点に魅力を感じました。


Q2. ファカルティトレーニングを終えて、または実際にプログラムを教えられて、ご自身の考えや行動に変化はありますか?


中田:
私たちのビジネス環境における多くの課題は、複雑なシステムに起因しています。システム分解からシステム思考のプロセスを学ぶことで、複雑に絡み合った課題をよりシャープに定義できるようになり、価値観が異なる人を巻き込んでのファシリテーションを進めやすくなりました。

また、人の感情や心理がビジネス課題の決定やメンバーの行動に影響を及ぼす点を意図的に分析する経験は初めてでした。

スタートアップ企業においては一人の管理職のカバー範囲も広く、時間も限られているので、効率重視でできるだけ合理的なリーダーシップを意識していたので、人の感情については見て見ぬふりをすることも多かったかもしれません。

過去に直面した人的課題を振り返ると、自身含めさまざまな認知バイアスが行動や決定に影響を与えていたことに気づき、やり直したいという気持ちにもなりました。

無意識に行う分析と、意識的に一定のプロセスを経て行う思考分析では、再現性に大きな差があると感じています。


Q3. ビジネスの最前線を知る立場から、どのような場面でこのプログラムの学びが実践に活きると思いますか?ご自身の体験もあれば、教えてください。


中田:
30代前半からスタートアップ企業のマネージャーやいくつかの企業の経営に携わってきました。

しかし、体系的なマネジメント研修を受けた経験がなく、我流でマネジメントを行っていたため、周りの人にあまり相談できず、組織内の複雑な課題解決に直面するたびに自分だけで悩んでいたことも多かったため、自分自身だけでなくチームメンバーにも遠回りをさせてしまったのではないかと反省しています。

ミネルバでの学びはクラスメイトと議論する時間がセッションのほとんどで、立場や価値観の異なる部下、同僚、上司、社外パートナーと共に一つの目的を達成する場面で、思考の質と効率に成果を発揮すると感じています。


Q4. このプログラムを通じて、どんな人にどのような変化が起きることを期待しますか。


中田:
毎週学んだ内容をその週の業務でどのように生かしたかをお互い共有するため、10週のプログラムを進める中で、課題解決の解像度が上がり、課題解決スキルが早い段階で向上し始めると思います。

数名から数十名のチームやプロジェクトのリーダーを経験したことのある方が、具体的な問題意識を持って受講されることで、気づきを経て受講後のリーダーシップに効果が期待できるのではないかと思います。

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(編集後記)

“知的謙虚さ“という抽象概念をヒトで表象するとKazukoさんが現れます。世界を相手にコミュニケーションを探求しているプロフェッショナルが、その力を惜しみなくSessionのファシリテーションに展開・披露してくれる姿、その緻密さと大胆さに驚かされます。

Kazukoさん、ありがとうございました!

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■ミネルバ式・社会人向けリーダーシップ育成プログラム
 Managing Complexity(10週間 × オンライン)
 https://www.kokkaraxminerva.com/

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