【読書感想】ビジョナリーカンパニー
偉大な組織を作るためにはどうしたらいいか
偉大=1世帯で終わらない、何世帯も続くような組織
◆時を告げるのではなく、時計をつくる
可視化されている
属人的でない標準化されている
→ 持続可能な状態である
そのような持続的な標準を作っていくためのモデルの一つがSECIモデル
SECIモデル
・共同化プロセス
ブレインストーミング、アイディア出しの段階
とにかくいろんな視点、アイディアを出す。
・表出化プロセス
マニュアル化の段階。
グループ、階層ごとにまとめる、順番にまとめる。必要な情報に絞り込む。
・結合化プロセス
マニュアルの推敲段階。
作成したマニュアルを他の人に壁打ちしてみる。専門書などを読んでMECEないか確認する。
マニュアルが属人的にならないよう推敲で標準化を再度行う。
・内面化プロセス
マニュアルを全体に共有する。
各個人がマニュアルをもとに作業を行うことでマニュアルの課題もまた見えてくる。それをもとにまた表出化プロセスへと戻る。
◆基本理念の徹底と浸透
基本理念とは何のためにあるのか
多くの人が働く際にどこへ向かって働けばいいのか、やるべきこととやるべきでないことを明確に判断できる指標としてこの理念がある。
そのうえで目標はどう設定すべきか
社運を賭けた大胆な目標(BHAG)
└基本理念に沿っていないといけない
└きわめて明確で説得力があり、説明する必要もないほどでないといけない
└気軽に達成できるようなものであってはならない(気軽に達成できるものが残っていては × )
またBHAGは上記以外も下記を満たす必要がある。
ハリネズミの法則
ハリネズミは体の針という一点の戦略のみであらゆる困難から身を守れる。
複雑、難解な課題に対しシンプルな戦略で解決している。
シンプルかつ以下の3つに当てはまるものを探す。
・強い情熱を持って取り組める
・世界一になれる(他よりも得意なこと, 強みになる)
・お金になりそうなもの
◆ダーウィンの進化論はビジョナリーカンパニーにも当てはまる
ビジョナリー・カンパニーの成功は綿密な計画よりも、偶然や試行錯誤によってもたらされることが多い
多数の挑戦を行い、機会を上手くとらえ上手くいったものを残す。
上手くいかなかったものは手直しする、捨てる。
挑戦を促すための要素
・一歩を踏み出すハードルを低くする
└失敗を受け入れる文化
・挑戦のための自由(キャパ)を与える
・不満を作り出す
└「決して満足しない」で解説
◆決して満足しない
ビジョナリー・カンパニーは決して現状に満足することなく、進歩せずにはいられない仕組みを作るのが上手い
例)
ヒューレットパッカードの社員や部署のランク付け
P&Gは社内ブランド同士でも直接に競争する仕組み
◆OR(どちらか)ではなくAnd(両方)を追求する
例)
・変化か。安定化のどちらか
・慎重か、大胆のどちらか
・創造的な自主性か、徹底的な管理のどちらか
・未来に投資するか、目先の利益を追求するかのどちらか
両社のバランスをとるという話ではなく、両方を高い水準で目指さないといけない
◆「弾み車」の概念
どんなに巨大な輪であっても、それを1度回し、何度も何度も続けていれば、重みによって回転速度が上がって、少し押すだけで回り続けるようになる。
会社が劇的に変化することはない。日々継続して努力することによって、急激な変化は起こる。