Vo.1 海外生活をはじめたときに
事務局のゆかりです。
これから人生設計をまっさらな状態で考えていきたい方、キャリアをどのように築いていくか迷う方、また何か挑戦しようとしている方と、既にそのいくつかを経験された方のコミュニケーションが図れたらいいなと思い、私の経験(主に、失敗からの学び)をブログに綴っていこうと思います。
これまで海外生活の経験がまったくない状態で、いきなり海外のMBA留学に挑戦することになりました。準備期間についてはまた追々お伝えするとして、今回は「はじまり」の時に感じたことを思い出しながら。
今回のテーマ:
自分が何者なのかを、日本のバックグラウンドがない人に対して語れて、しかもちゃんと覚えてもらえるか?
自己紹介というと、出身地、出身大学、勤務経験、、、というのがおきまりのパターンで、聞き手もそこからあなたが誰なのか、ということを判断してくれる“共通認識”を持てるのですが、MBAの授業の初日、自己紹介を、と言われて、どうしたものか、とひどく迷いました。
日本の大学名はそれほど世界で知られていないですし、会社名もよほどの大手でないと知られていません。しかも、みんなの自己紹介を聞いていくと、会社名を言う人はほとんどおらず、「オペレーションマネジャーを何年やりました」とか、「マーケティングのスペシャリストです」などという紹介の仕方。
初回はもちろん大失敗しまして、大学の専攻から(もう卒業して10年以上経っているのに…!)、これまでの職歴から(3回も転職していてそのつなぎをうまく話さないと混乱させるだけなのに…!)、今まで使ってきたフレーズを並べ立て、そのうちに英語で続きが言えず、周囲が飽きてきたのを感じ取って、しゅん、、と終わってしまいました。
どこで働いてきたかではなく、なにをしてきたか、が興味の対象であると初めて認識しました。
また、相手に覚えてもらうこともなかなか難しいです。こちらはお客さまではないので、一人の人間として付き合っていくに足る魅力があると思ってもらえないと覚えてもらえない。何度か名前を間違えて呼ばれたりして、このままではいかんなぁ、と思いました。
なぜここにいるのか?という理由や情熱はとても大事だと思います。
「私は小さな会社がこれから大きく飛躍する時に、線形な成長ではだめだと認識していたから、会社をひっぱるつもりで来た」と(だんだん)言えるようになってきましたが、
例えば、「MBAでキャリアチェンジをしたい」という回答だと、「ではその課題意識はどこにあったの?どこに向かいたいの?」ということまで言わないと、印象に残らないのですね。
これらの経験は、海外のお客様相手にお仕事をする際にもとても役立っていて、初対面の方に対しては、自分が何者で、なぜこの仕事に情熱を持っているのか、というのを簡単に話せるように準備するようになりました。
まとめ: