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シードファイナンスして半年たった

Webマーケティングプラットフォームdejamを運営してます、LeanGoの平井です。

弊社を知っていただいている方は「あれ?半年前からまたサービスコンセプト変わった?」と気付かれたかと思いますが、そうです、変わりました。

その時の記事はこちら↓

今回の記事ではコンセプト変更含め、シードでの資金調達後(もとい下期)に何があったかをつらつらまとめていきたいと思います。

オフラインオフィスができました

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資金調達と同時に進めていたのが、オフラインオフィスの契約でした。というのも組織規模を2~3倍程度に増やす段取りがあったので、従来のオンラインでのコミュニケーションだけだと絶対うまくいかない自信があったためです。(弊社は創業時より基本的にリモートでした)

拘ったポイントとしては「ちょうどいいアクセス」「人通りが少ない」「広い」です。

その結果「チャリ通できる(そこそこ駅近)住宅街の一軒家」という最高の物件に巡り合いました。

一軒家のメリットは坪単価が安いので、同じ費用でもビルより空間が広く人口密度を下げられるのが嬉しいですね。あと漠然とした「城を持った感」といいますか、知らない人に邪魔されない空間という居心地のよさがノイズを消してくれます。(気にしすぎる性格)

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林檎の木もあります。

流石に100人規模になったらオフィスビルかなと諦めていますが、ちゃんと必要性がある前提で将来的には広い土地をまとめて自社で使えたらいいなと今から胸を躍らせております。(Woven Cityみたいなの最高に憧れる)

功を奏したのことは、終業後に遅くまでオフィスでご飯食べたりゲームしたりできることにより、コミュニケーションが活性化したことです。

勿論すぐすぐ仲良くなったとかではないと思いますが、接点を増やすこと、接触時間が増えることは確実に効果を出したと思います。(特にスマブラ)

締め会も文化として始まりまして、達成度に応じて食べたいものをいっぱい食べる場です。(これない人はリモート参加)

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COO参戦

資金調達の背景として人材強化があり、COO候補として採用した笛田が無事にCOOとなりました。役員という限りなく枠が少ないレイヤーの採用は色んな観点で慎重にならざるを得ませんが、割とすんなり決まった気がします。馴れ初めはこちらのyoutubeで。

これにより元リクルートと元サイバーエージェントの2大体制になりまして、経営が安定化してきた気がしています。(ちなみにLeanGoメンバーの過半数はいずれか出身)

お互いそれなりに活躍してきましたので、意思決定の際の定量評価といったビジネススキルの足並みが揃っていたりとストレスがかなり低いです。大きな役割の違いでは以下ですが、当たり前に各々が現場タスクも回収しています。

CEO=>経営関連(ex.事業計画、事務処理)、dejamのプロダクトマネジメント

COO=>マーケ施策全般~足元数値達成のマネジメント、メンバーのマネジメント

最近は「組織規模が100人超えたらどんな感じになるんだろうね、難しいことは置いておき、それって単純に凄いよね。」って話をしてます。

完全に備考ですが、身長が同じなのに締め会の写真では片方が成長します。

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MRR600%成長

成長の話を続けると会社も無事に成長しており、サマると「導入数」と「ARPU」が増加して伸びました。単月のまぐれあたりではなく、毎月ちゃんと数値を積んでいるのがポイントです。

商談数も安定的に3倍程度に増えました。当時は資金調達ボーナスだったり、外部のマッチングサービス、自社リソースの拡大による部分が主要因でしたが、今では別チャネルで安定的に商談を創出できています。

成長の裏側には色々ありまして、結果的にチャネル別に見るとあまり成果にならなかったものはどんどんアロケしていきました。実際、量を増やせば率は悪化するが数値はついてくるものです。ただあまりにも非効率なのと、単純に疲弊するので「継続できるのか?再現性あるのか?」を見直し「普通にNo」だったのでやめていきました。ちゃんとチャネル別に分析できるようにしていてよかった。

この辺の詳細はCOOがまとめてくれるので割愛します。

全ての業務におけることなのですが、「定量的にはこんだけやればこうなる」という予測はできますが、「実際できるのか」は人・サービスのパフォーマンスに依存するところもあるので割り切ることも必要だなと思います。個人的には「プロとして仕事を行うのであればやり切るべき」という思想ですが、あくまで個人の思想ですので期待は一概に押し付けてはいけないものです。「上手くいかなかった場合の打ち手を用意できるか」や「会社としてのバリュー(行動指針)の共通認識を持つこと」が大事というのを学びました。

サービスのデザインリニューアル

これは主担当になってくれたデザイナーに詳細記事を書いて欲しい気持ちでいっぱいですが、dejamのデザインが一新されました。

結構難易度の高いリニューアルだったんじゃないかと思っていて、一般的なリニューアルとは違い「画面ごとにリリースしていく」「新機能がどんどん増えていく」「不要な画面は削る」など腰を据えてじっくりする時間はなく、スピードも質も問われるリニューアルでした。

dejamリニューアル

実にマーベラス

拡大してみたい方はこちらのURLをご覧ください。

https://dejam.net/public/cc837f4c-e045-4eeb-86e9-86eeadb902c3

dejamにはチケット単位でURLシェアできる機能があり、こういう時の共有に便利です。

商談でも「デザインめっちゃオシャレっすね」という反応も爆増しまして、デザイン(ここでは主にUI)がサービスのグロースに寄与することを実感しました。

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リリースして1年くらいですが、このデザインや機能検討ファイルがあと9枚くらいあります。

dejam自体の改善チケットも1,000枚くらいになりました。

手を動かす・動かせるの大事。

市場の解像度がめちゃくちゃ上がってきた

Webマーケティング系の市場はDXの文脈でも拡大しており、市場としては大きいし成長性も著しいのですが、向き合うのが難しい市場だと思っています。興味のある方は調べていただけたらと思うのですが、上場している大多数のWebマーケティング系のツールベンダー企業の売上は「エンタープライズ向け(大企業)*高単価」になっているかと思います。

理由は

単純にサービス導入だけで効果(ex.コンバージョン数)が改善しにくい→一部労働集約になりがち(CSがめちゃ頑張る)→費用が多くないと提供しきれない→費用を多く支払える企業がそもそも多くない

がほぼだと思います。

そうなるとSMB向けにどうしたらいいのか、既存ビジネスとのカニバリどうするのかみたいな論点が100%出てきます。

なのでいかに「使ったら期待するアウトプットが出されるのか」「従量課金にできるか」加えて「ハイリテラシー向けになっていないか」の観点が非常に大事です。

まぁ言うが易しってやつなんですけど、そこを踏まえた上でdejamのコンセプトが変更されました。

before:CROサクセスプラットフォーム

after:Webマーケティングプラットフォーム

CROサクセス(CROとサクセスの造語)ってまず一般用語でもないですし、ちょっとかっこつけすぎました。(商標も取得済みですが)

「コンバージョンを絶対に増やすことを目指す」というニュアンスで、カスタマーサクセスやエンプロイーサクセスの亜種みたいな感じです。

そこと比較した時に「Webマーケティングプラットフォーム」だと、「あ〜マーケ系のツールね?(具体的に何できるかは分からんけど)」って意味でわかりやすいよなと思います。

ただこれだとなんで1機能だけで「分析ツール」や「施策獲得ツール」みたいに言わないの?って疑問を持たれることが多いです。せっかくなので記載すると、dejamは最終的に「ほったらかしで勝手にWebマーケティングの成果を最大化する」ことを目指しています。なので1つの機能でどうとかじゃなく、複数の過程をよしなに組み合わせて1つの体験を目指すモデルです。正直パワーがめちゃくちゃかかる(1サービスとして成り立つ機能を複数作る)のですが、これは中長期で見た時にメリットも結構あるので暫くはこのままです。囲碁でどんどんツイでいき、隅を抑えるみたいなイメージです。囲碁したことないけど。

ちなみにdejamしか持ち得ない機能もガンガン開発中です。

既存投資家のコメント

EastVentures金子さん

昨年10月に実施したシードラウンドで出資させていただいて以降、スピーディーに仮設の検証を進め、新たな切り口でユーザーのニーズを捉えた結果、たった数カ月でPMFを達成しました。LeanGoチームのそのセンスと実行力を高く評価しています。月次成長率も20%前後で高い水準を維持しており、定例のMTGではこちらから攻めの調達/採用を強く推奨するほどです。今の成長率を維持し、さらに多くのユーザーにプロダクトの価値が提供できるよう支援できればと思っております。


絶賛募集中

サービスも組織も会社も成長してきまして、レイターステージへ向けて成長速度を加速させたいので人材を募集します!

弊社は「社会の居心地をよくする」をビジョンにするスタートアップです。もしなんか生きづらいな、もっと社会よくなるよなってぼんやりでも思っていたらそれは弊社と相性がいいと思います。

ミッションが「社会を前進させる仕組みを創出する」で、その触媒がdejamです。dejamはWebマーケティングの成果を誰でも出せる、なんなら勝手に出ていることを目指して運営しています。

そんなdejamを「色んな人に広めたい」「価値ある機能を検討したい」「世の中にないサービスを開発したい」方々をお待ちしております。

ご興味ある方まずはカジュアルにお話しませんか。

基本的には全ポジションで採用募集中ですが、特に人物像で言うと「広告代理店や事業会社出身でマーケティング業務において汗水垂らして働いた結果、人力じゃなく仕組み化するべきじゃんと悟った方」「世界中のWebサービスの体験をよくするサービスを自分で開発したい方」です。

まずはお気軽にメッセージください。

メッセンジャーでもOKです。


募集要項はこちら

職種名:クライアントサクセス
契約形態:正社員/業務委託
給与(想定年収):500万円 ~ 800万円(業務委託の場合、月15万円~40万円程度を想定)
概要:自社サービス( https://leango.co.jp/dejam/ )の機能改善やクライアントサクセス業務に関わっていただきます。
勤務地:東京都(フルリモート可)

職種名:フロントエンドエンジニア
契約形態:正社員/業務委託
給与(想定年収):500万円 ~ 800万円(業務委託の場合、月15万円~40万円程度を想定)
概要:vue.js(Nuxt.js),GCP, Firestoreを用いた自社サービスの実装業務に関わっていただきます。
dejam( https://leango.co.jp/dejam/ )
勤務地:東京都(フルリモート可)
開発言語:vue.js(Nuxt.js) ,TypeScript
プラットフォーム:GCP
データベース:Firestore
バックエンド:Cloud Functions
業務ツール:Slack,GitHubなど

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