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続・パーソナルトレーナーに資格は必要か?
今年で活動23年目になります、パーソナルトレーナーのたかつです。
スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というオンラインコミュニティを運営しています。
こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます
以前、パーソナルトレーナーに資格は必要か?と言うような問題提起的な記事を書きました
今回も同じテーマで書いてみます。続編という意味合いではないのですが、思うところを綴っています。
科学的根拠に基づいた指導をしよう、トレーニング理論に即した運動プログラムを作成しようと言われます。人気のトレーニング系YouTuberがそんなことを気にしてるかどうかは知りませんが…
仮に、エビデンスベースでトレーニングプログラムを作成しようとしたら本を読んで内容を理解できる頭脳が必要になります。もっと言えば、論文を読んで解釈し、現場で生かす想像力が必要になります。
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)や全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)などの団体が発行しているテキストというものはを基本を網羅しており読んで一通りのことがわかるということは資格に合格できるだけの能力は備わっていると言えるでしょう。
資格試験を受ける方のコースを担当した際に感じることがあるのは、まず本を読むという能力が低い人がいるということ。まあ、それは動画など別の学習の仕方もあるので良しとして…そもそも、勉強の仕方がわからない方もいます。
それから基本的な計算(数学ではなく算数)や小中学生の理科がわかっていない人もいらっしゃいます。
テキストをすらすら読めるレベルの人は資格そのものが無くてもよいですが、上記の勉強の仕方がわからないとか、計算で躓くような人ほど資格にチャレンジし合格するというプロセスを通じて勉強の仕方や勉強癖をつけていく方がよいのではないかと思います。
トレーナーとして仕事をしていく上で、勉強を継続することは欠かせませんし、その一番の手法は本を読むことであり、人が話したことを理解することです。その上で自分自身で考え工夫しアウトプットするということを繰り返すことが必要になります。資格試験を取るために勉強するということは、その勉強することを強制的に行うことになります。そういう習慣のない人には資格試験はうってつけです。
若いパーソナルトレーナーの方から集客の悩みの相談を受けることがありますが、大前提としてのトレーナーとしての知識、技術が全然足りないというケースも少なくありません。きちんと売り上げを立てている人は間違いなく勉強しています。勉強のための勉強ではなく必要な勉強を見極めてやれている。
資格を取るというのはつまりは勉強をする習慣、勉強の仕方の習得などこれからのための入り口の入り口になるということです。資格そのものが必要どうかではなく、資格をとるプロセスを通じて勉強する習慣やコツなどを身につけていくことこそが本当の目的ではないかと思います。
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運動指導者の学びのコミュニティ・パーソナルトレーナーの寺子屋
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