パーソナルトレーナーが持つべき精神性
大阪〜神戸で活動して25年目に突入!パーソナルトレーナーのたかつです
スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というオンラインサロンを運営しています。
こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます
現在、YouTubeも鋭意更新中!ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします
👉 https://www.youtube.com/user/LEANBODYS
整形外科医でスポーツドクターの先生にご講演いただきました
先日、パーソナルトレーナーの寺子屋で勉強会を開催いたしました。
遅い時間のオンライン講座にも関わらず26名の方にご参加いただきました。
講師は整形外科ドクターですが、テーマが「スポーツマンシップと武士道」
なんかものすごく興味をそそられません???
関節の話と筋肉の話は一切なく「武士道」について90分
それがものすごく我々フィットネスの人間にとっても腑に落ちる話でした。
講演内容を振り返る
体育の日がスポーツの日に、日本体育協会が日本スポーツ協会に、そして先日の佐賀国体は国スポ(国民スポーツ大会)に名前が変わりました。
体育は教育的意味合いがあり、スポーツにはゲーム性や遊びのイメージがあります。
しかし、スポーツは確かにゲーム、プレイの側面はありますが、ルールを守ることや他者との協調性を育むという意味で教育的な側面があります。身体を鍛えて軍隊を強化する国防の意味合いも昔はあったでしょう。
体育となんら変わりません。
また、体育と並び、知育、徳育は三位一体であり、自分のためだけにその能力をつかうのではなく他人や社会のために使う。そのための鍛錬であると言うことです。
スポーツマンという言葉も、単に運動能力が高い人のことを指すのではなく、運動能力も高く、知識・教養があり、他人に優しい徳を積んだひとという意味合いが本来でしょう。
文武両道の考え方です
現在、我が国・日本ではこの昔の人が持っていた武士道精神、スポーツマンシップが薄らいでいるのではないかと危惧しています。
これはスポーツやフィットネスの世界に限った話ではなく、政治の世界や企業活動においてもです。
「今だけ、金だけ、自分だけ」精神です
我々、フィットネスに関わる人間が「武士道精神」を育む環境を提供できるのが「筋トレ」です。
まず、指導者になる人はやはりひとより努力する姿を見せなければなりません。
また、昔の人はよくわかっていて、知識だけ(知ってるだけ)では何の意味もなさない、実践してこそだと書いてある書物はたくさんあります。わたしの好きな哲学者のひとり小林秀雄も「理論と実践は切り離せるものではい」といってます。
我々の業界に置き換えるならば、筋肉や、関節の名前を覚えたり、生理学的な反応や適応を書物を通じしったなら、まず自分の身体で体現して実感としての学びが必要になります。
別にコンテストに出て勝つとか、そういうことでなくても良いですが、週に3回、3ヶ月筋トレしたら身体はどう変化するのかぐらいは実践しておく必要があります。
実践者から啓蒙者へ
実践者となった皆さんが今度は、伝道師として多くの国民に啓蒙していくのです。
運動したほうがよい、筋トレした方がよい。
これは平均寿命の長い先進国であれば、単に生き延びることを目的とせず、よりよく生きることにシフトしているなか、マストな要件になります。
科学的根拠の蓄積や、ハウツーがいくらあっても人はそう簡単に行動はしない。
運動はやった方がよい、とか、●●はやめた方がよいとか、思っていても行動できないのが人間です。
その背中を押す役割としても我々パーソナルトレーナーは存在します。
自分のため、家族のため、社会のために健康でいること、長くパフォーマンスを発揮し続けることは重要なひととしての役割です。
今こそ、スポーツマンシップと武士道精神を今一度学び直し、指導の中に生かしていきたいものです。
オンラインでつながる学びのプラットフォーム【パーソナルトレーナーの寺子屋】を運営しています
https://leanbodystyle.net/