自給自足について
自給自足と聞くと
農業をやって野菜を作ったり、
電気を会社から買わずにソーラー発電で自分で作ったり(そもそも使わない)
ということを思い浮かべる。
小豆島へ移住した今でもこの自給自足を実践したくて畑をやったり生活コストを抑えるようにしてきた。
まだまだ程遠いけれど着実に歩みを進めているように思う。
仕事も同じで、会社や大きな組織に
依存するのではなく自営業的に自分で
仕事を作り出すことも自給自足だと思う。
だから自分の中での自給自足を
・食料自給率
・職業自給率
・エネルギー自給率
・日用品自給率
・娯楽自給率
等に分けて考えることで
自分が今どの分野において他者に依存しているかを分析することができると考える。
食料自給率
これは、自分の畑や田んぼを持って運用していくことを基本とする。
余裕が出てきたら鶏を買って餌を畑で作って循環されるのもいいかもしれない。
特にトラクターなどの大きな機械を使用せず、己の体一つとクワで完結できたら完璧だ。
理想としては畑や田んぼに撒く種に関しても自家採取する。そうすることでその土地に最適化された種が出来るらしい。
昔の百姓は家ごとに種を受け継いでいったそうだ。
そんなふうに考え
ここ2、3年野菜を育てた結果思ったのがいかに手間をかけずに作物を作っていくかが大切だということだ。
確かに肥料を与えて毎日水やりをし、草を抜けば収穫量は増すかもしれない。
しかし肥料や苗を一度でも購入してたくさん収穫できたら毎年買う必要が生じる。そして出費が嵩む。さらに市販の肥料に頼らなければ野菜ができないひ弱な土地となる。時間もお金もめちゃくちゃにかかって結局何してるんだか分からなくなる。
私のような自給自足をゴールに据えている人にとっては大きさ、形は全く関係ない。
とにかくコンスタントに途切れず何かしらの作物が収穫できることが大切である。
その中で仕事も遊びもするとなるとなるべくほったらかしでなるものがいい。
理想は水も肥料もやらず完全自然栽培。
今年初めて菌ちゃん畝で茄子を育ててみた結果、水もあげてないのに面白いくらい収穫できた。今年新たに畝を2.3個増やそうと思う。
とはいえ菌ちゃん畑も完璧ではない。
なんといっても最初の土作りがめちゃくちゃ大変。
ゆくゆくは泥団子種を埋めて投げる農法も実践してみたい
現在雑草も抜かずに踏み倒すだけにしている。これはやり始めたばかりなのでどうなることかわからないが楽しみである。
職業自給率
これは自営業と組織で稼いでいる割合だ。
自営業で稼いでいる仕事が多ければ組織の依存率が低く、組織で働く、例えばアルバイトをしたり会社に社員で入って働く割合が多ければ組織への依存度が高いということになる。
これはまだ自分の中で正解はでていないのだが、一つ分かったのが自分のキャパシティと性格を知って仕事を自分に合わせていくというのがいいのではないかということだ。
例えばフルタイムの会社社員で副業をする場合、起きてる時間はほぼ全て仕事をしていることになるのでかなり時間に追われる生活になると思う。
また組織の中で働くのが得意だったりコミュニケーションが苦手な人が自営業は業種によるかもしれないが難しいと思う。
私の場合は、
そんなにがつがつ働きたいわけではないが裁量権が多い仕事を達成したときにはやりがいを感じる。そしてデータのやり取りよりも人と協力して働くのが向いていると最近感じる。
そのため自営業8割に対して組織2割が丁度いい気がする。
もちろん自営業10割で組織形成型の仕事と完全個人型の仕事に割り振ってもいいかもしれないがまだそこまで自営業で稼げている割合が高くないのでどうしてもアルバイトをしないと生活出来ない。
今やってる仕事のポジションを見極めて、自分にあったポートフォリオを作っていくことが当面の目標になりそうだ。
エネルギー自給率
水、ガス、電気。
水は市水だし、
プロパンガスだし、
今年の夏は暑すぎて冷房をひたすらつけていた。挙げ句の果てには空調服を導入してしまった。
現状は自給率0%
とはいえ薪は高いし、ソーラーパネルはコスパ悪い+海風強いので×
と割と詰んでいる。
家電を使わない生活にするにしても
いまさら服を一つ一つ手洗いする生活には戻れない。
吾郎さんの石の家が理想建築かもしれないが生活を回すのに一日終わりそうだ。
だから小さなことから実践している。
例えば掃除機をやめて箒と雑巾で掃除をしてみるとかね。
これが割と一番綺麗になる気がする。
極端なことしても続かないし、
自分の生活が破綻するので
背伸びせず、置き換えられるものから
少しずつ実践していきたい。
日用品自給率
洗剤、コンタクト、調味料、掃除道具…
枚挙にいとまがない。
効率と利便性を考えたらいけないかもしれないがとてもじゃないけど全部自作はしてられない。
巷でよくある石鹸作りワークショップとかでいつも感じるのが、油と苛性ソーダを混ぜてうんぬんかんぬんと言った説明を聞いた時、
材料買わんといけないから循環できないなって思うんです。
それなら石鹸買うわってなるんです。
結局やらないことを決めて買わずに済むものは買わないを一個ずつやってじりじり依存度を少なくしていくしか方法ないんでしょうかね。
娯楽自給率
娯楽に対して支払うお金の割合。
例えば夜居酒屋いってキャバクラ行く人が趣味だとすると、
居酒屋やキャバクラにいってだすお金が多いので依存度が高くなる。
反対に空を見てぼーとするのが趣味な人は自給率100%
趣味でギターをやってお金を稼げる人は自給率120%くらいになるかもしれない。
自給率が100%を超えるものを
「仕事」と呼ぶのかもしれないが