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20代のうちに絶対上京したほうがいい!〜上京することに不安がある人へ〜

僕は10年ほど前、地方から上京して来た

上京のはなしというテーマで体験談を募集していたので、
ふと僕は上京時のことを思い出していた

友人太田からの電話


これは今から約10年前のおはなし


【お前も早く東京こいよ!】

もう何度目だろうか
友人である太田からの東京上京への誘いの電話は

僕は当時新幹線も通っていない、
県名を伝えても【それどこ?】と言われるような地方に生まれ育った

地元のFラン大学を卒業し、卒業後は地元の企業に就職した

しかし就職後1か月で退社した
太田も地元の企業に就職し、その後すぐ東京へ転勤となっていた

転勤後、僕が会社を辞めニートだと知ると冒頭のような東京への誘いの電話が続いた

僕は冗談だろうと誘いを断り続けていたが太田は諦めることなく何時も誘ってきた

とある日の夜中に太田から再び電話がかかってきた

また誘いの電話だろうと思い、出るか躊躇したが全くなり止む気配がなく、仕方なく出ることにした

電話を初めて5分ほどたって太田は言った

【絶対東京に来たほうがいい!地元にいるよりも絶対楽しいから!】

太田の口説き文句だった
これまで何度もこのセリフは聞いていた

上京への不安

これまでずっと地元育ちで地元以外を知らない僕にとって、
東京上京とは単身アメリカへ移住することとなんら変わりなかった

それぐらい上京には不安しかなく、不安を拭えない僕は太田の誘いを断り続けていた

上京への不安を感じている僕に気づいたのか太田は言った

【一回来てみて、あわなければすぐ帰ればいいじゃん】

この一言で僕は上京への不安が一気に軽くなった
そうか、別に東京が合わなければすぐ地元に戻ってこればいいのか

じゃあ一度東京へ上京しよう

不安が薄れ、その日はなぜかそう思えた

そして翌日の夜行バスで東京へ向かった
両親へは東京へしばらく遊びに行ってくると伝えた
この日までずっと実家暮らしをしていたのに、いきなり上京すると伝えたら、いろいろ聞かれるだろうし面倒だったからだ

ただ遊びに行くと伝えてから数年は地元へ帰ることはなかった
理由は一つ 【東京が楽しすぎたからだ】

上京3日後に事件は起きた

上京後は太田の家に泊まった

太田は誘いの電話で1ヶ月ぐらいなら泊まってもいいからその間に仕事とか家を探せばいいんじゃないかと言っていた

しかし上京から3日後事件は起きた

【お前、いつまで家にいるの?】

太田から衝撃の一言が放たれた

当初は1ヶ月泊めると言っていたが、実際ずっと家にいられるのは困るようで早く家と仕事を探せと言ってきた

上京3日後、僕は家を追い出された

その後すぐ僕は東京でやりたいことを思い浮かべて、住む場所や仕事を考えた

テラスハウスに憧れて

まず住む場所は当時テラスハウスという番組をよく見ていた僕はシェアハウスに憧れていた。地元でシェアハウスなんて聞いたことなかったが、東京には山ほどあった。その中から約20人ぐらいの男女が一緒に住んでいるシェアハウスを選んだ。住人は多種多様だった。役者や漫画家を目指し、自分の夢のために頑張っている人や起業のためお金を貯める人、多額の借金を背負い節約のためシェアハウスに住む人など東京で夢を掴もうとする人や、夢破れて借金を背負った人などいろんなな人と出会い良い経験をすることができた
地元にいたらこんな多種多様な人たちと会うことはできなかっただろう

芸能マネジャーへ

そして仕事は東京に来たからには東京でしかできないような仕事がしたかった
そう思い求人を見ていると【スカウト募集!!】という芸能マネジャーの求人があった

テレビが好きで面白そうだと思った僕は即応募した
仕事内容は地下アイドルやグラビアアイドルのマネジャーをメインに、
竹下通りでスカウトを行い原石の発掘など芸能会の裏側を知ることができた
正直芸能の仕事を辞めて数年経つがこの仕事は最高に面白く、たくさんの思い出もある

芸能マネジャーの仕事の裏側は↓の記事で連載している
興味のある方は是非【芸能マネジャー奮闘日記】を読んで見てください

国家資格宅建取得

その後不動産業界に転職した僕は【宅建】という国家資格の存在を知る
どうやら不動産業界には必須の国家資格のようで会社から宅建取得を迫られる

Fラン大学出身で勉強なんてろくにしてこなかったが、
猛勉強の末、2度目の挑戦で宅建を取得
そしてその後、FP2級も取得し国家資格保有者となることはできた

上京して今年で約10年が経つが10年前の太田の東京上京の誘いに乗って、
本当に良かったと思う

あの時の誘いを断り、今も地元で暮らしていたら、
シェアハウスで多種多様な人たちと一緒に暮らすこともなく、芸能マネジャーとして刺激的な毎日を送ることもなく、宅建のような国家資格を取得することもなかっただろう

もちろんあのまま地元に残れば、また別の楽しい人生が待っていたかもしれない

ただ僕は東京へ上京して来たことは、この10年間で一度も後悔したことはない

上京を悩んでいる人には伝えたい

【上京するなら絶対に若いうちにしたほうがいい】

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