見出し画像

【予備試験】合格の極意

こんにちは。
今回はずばり、予備試験合格に非常に効果的だったことについて書いていこうと思います。

ここで1つ書いておきたいことは、
私は東大京大卒のように地頭が飛びぬけてよいわけではなく、
論文は上位合格でもないということです。

一般的な社会人が何とか論文合格に滑り込めた方法を記します。

参考になれば幸いです。

1.取りやすい科目で点を稼いで逃げる

1番伝えたいことはこれです。

実際、論文の結果は、
D2個、E1個、F1個、と半分近い科目がD~F評価だったのです。

それでも合格できました。
それは自分が点を取れる科目で頑張って稼いでいたからです。

点を稼ぐのにおすすめなのは、実務基礎科目選択科目です。

実務基礎科目はA評価、選択科目はB評価をいただきましたが、これらがかなり合格に貢献したと思っています。

私自身、1回目の予備試験の際、なんとか短答に合格したものの論文対策が全く追いついておらず、実務基礎科目も選択科目もノー勉で受け、もちろんF評価でした。

そのような受験生は一定数いるのです。

したがって、完璧な答えを書かずとも、ある程度対策をして臨めばいい評価が期待できます。

実際、実務基礎科目では、民事・刑事ともに大問1つずつは間違えています。
それでもA評価をいただくことができました。

全ての科目で平等に点数を稼ぐことは難しいです。
稼げるところで稼ぐことができれば、かなり合格は近づきます。

2.起案はそんなにしなくてよい

「もしかして、起案よりも答案構成に時間をかけたほうがいい?」
ということに、論文本番の1か月前くらいに気が付きました。

そして、それはあながち間違えではなかったと感じています。

答案構成のみを行い、問題を深く理解することに時間をかけることの方がかなり効果的です。

問題を深く理解するということに関して、私が大事にしていたのは、思考をパターン化することです。

論文は本当に時間との勝負です。
現場で1から考えている暇などありません。
事前にその分野について思考のパターンを確立しておけば、なんといってもまず焦りが緩和されます。
そして、問題文のあてはめを充実することに時間を割くことができます。

フローチャートなどにして自分なりにまとめておくとよいと思います。
また、判例が充実しているところは、箇条書きで構わないので、判例の考慮要素をすぐに思い出せるようにしておくと役立ちます。

それらをパッと思い浮かべることができれば、起案を大量にしたという経験がなくても、自然と手が動きます。

余談になりますが、答案構成にとどめておく大きなメリットがもう1つあります。
それは身体が疲れにくいことです。
私自身、起案ばかりしていて肩こりがひどくなり、机に向かうのすら辛くなった経験があります。

合格のために知識はもちろん必要ですが、自分自身が万全な状態でいることは同じくらい大切です。

3.最低限の暗記からは絶対に逃げない

予備試験は甘くありません
楽しても絶対に合格できる方法などありません。

論証はもちろん、上に書いた思考パターンも自分の頭の中に入れておかなければ何の意味もなしません。

暗記が好きな人は少ないと思います。
私も全く好きではありません。

しかし、やはり覚えなければならないことはありますし、他の資格試験に比べるとその数は膨大だと思います。

私は、毎日少しずつ覚えてコツコツと復習していく方法を選びました。
嫌なことは少しずつ消化して、苦しさを緩和させよう作戦です。

日々コツコツと覚えるメリットとしては、試験までに何度も復習することになるので長期記憶に移行してくれることです。
長期記憶になればもう勝ちです。

なので、ここまで読んでくださった方には、今日のうちから少しでも暗記を進めることをおすすめします

後々本当に楽になります!

おわりに

以上が、実際に合格してみて感じた合格の極意です。
これから受験される方の参考になれば幸いです。

今後、論文対策に関する資料などもUPしていければと考えております。
もうしばらくお待ちください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?