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Photo by
mm_yamamoto
いかにしてナルは振られたか・4
先に言わせてください。
期間空きすぎて、あい、とぅいまてーん!!
(若い人たちはですよ。さんを知っているのだろうか)
書く勇気が出なかった。あるきっかけがあって、やっと重い腰を上げた。封印しようかと思ってた。
じゃ、早速。
なんかね…なんか、嫌。
はい、前回に続いて直球もの。この方とは、日ごろから比較的仲良く話してたんですけど、まあ嫌だったらしいです、はい。突っ込みようもない、大谷もびっくりのストレートです。
これについては後日談の方を広げよう。
後日、まあかなりの年月が経過してからだったのだが、このことについての話になった。
以下、僕と彼女の会話を小説風にお届けする。
月明かりが遠くの山並みを照らしている。夏の夜風には、どこかの花火の名残が混じり、僕の鼻腔をくすぐった。
数年ぶりに会った彼女に、何の感慨も起きなかった。それは僕たちが大人になったからなのか、僕の心が枯れてしまったからなのか。
居酒屋から出て、僕は空を見上げていた。
「…ナル、何やってんの?」
その声に振り返る。彼女だ。僕が好きだった頃よりも長くなった髪を風に揺らしながら、笑っている。
「…別に。酔っただけだよ」
照れを隠すように、僕は顔を背けた。本当は少しだけ居心地が悪い、とは言い出せずに。
※中略
「あのときさ、なんで僕を振ったの?」
少しだけ胸が苦しい。やっと事実を知ることが出来る。僕の胸は、きりきりと痛み
(略)
「ナルの笑い方さ」
「笑い方?」
「そう、笑い方。私の嫌いな親戚のおじさんに似てるんだよねー。だから付き合えないわーって思ったの」
了
…というわけで本文。真実は「笑い方が嫌だ」という意外なものだった。
このシリーズ愛読してくれてる方はわかると思うのだけど
1.顔が(面白くて)無理
2.身長が無理(多分嘘)
3.声が嫌い
4.笑い方が無理
…僕、存在全否定じゃないですか?
誰か肯定してよ!
以上、第4弾終わり。
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