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人の痛みがわかるエンジニアとして、髙木隆児さんが選んだバックテックでの新たな挑戦

こんにちは、バックテック採用担当の棚瀬です。

今回はインタビュアーに、テックリードの杉田さんを迎え、未経験からエンジニアとして活躍している髙木隆児さんに、これまでの経歴やバックテックへなぜ入社を決めたのかについてインタビューをしていきます!


決めたことをやる、エンジニアへの挑戦

杉田:
まず初めに髙木さんのこれまでのご経歴を教えてください

髙木:
エンジニアになる前は飲食業界で調理師をやったり、製造業や建設現場で移動式クレーンを使った仕事など今とは全く別の業界で仕事をしていました。
建設現場で移動式クレーンの仕事をしている時にヘルニアを患ったことが原因で、歩くことが難しくなってしまい、仕事を退職しました。その後療養しながらプログラミング学習を始め、未経験エンジニアとしてバックテックへ入社しました。

杉田:
歩くことが難しいとはどれくらいのレベルでしたか。

髙木:
当時は歩くことはもちろん、立っていることさえも辛い状況でした。

杉田:
えー、それは辛い。
どのくらいヘルニアの症状が良くなったタイミングでプログラミングの学習を始めたのですか?プログラミングを始めた背景も教えてください。

髙木:
ヘルニアと診断され、医師からは今までのような力仕事は難しく、良くなったとしても再発する可能性が高いという話をされました。ヘルニアになっても力仕事を続けている人はいますが、特に私の症状は重く、「体の健康が大事」であると痛感し、今後は身体的に負担がかからない仕事をしていきたいと考えた時に、パソコンを使う仕事に挑戦しようと思い、翌日早速MacBookを買いにいきました。

その後色々仕事を探している時に、Progate を触り面白いなと思ったことがきっかけでプログラミングに挑戦することを決めました。
プログラミング学習を始めた時はまだ歩くことは難しく、当時は寝転がりながら Progate をやっていました。

杉田:
パソコンを使って何をするか決めずに、まず最初にMacBookを購入したのですね(笑)
僕はアプリを作りたいと思い、MacBookを購入しましたが、髙木さんはまず購入するという思い切りの良さがさすがです!

プログラミング学習を始めてどのくらい経った時に、これは仕事に出来ると実感しましたか。

髙木:
プログラミングを仕事に出来るという実感は正直ずっとなくて。
でもエンジニアになることは、プログラミング学習を始めた時に決めていたことなので、できると実感したというよりは「決めたことをやっている」という感じです。

杉田:
すごい!
プログラミング学習を始めて、初めて世の中にプロダクトを出したのはどれくらいのタイミングでしたか。

髙木:
プログラミングを学び始めて1年程たった時ですね。プログラミングスクールを卒業した時にポートフォリオを作成したので、その時に初めて自分のプロダクトを世の中に出しました。

杉田:
それくらいかかりますよね。僕も1年ぐらいかかったな。それまでは何度もRailsを入力しても全然動かないなということが結構あって、でもある時「あれ、開発が進むぞ」となる瞬間があったな。あれが多分知識が身についた瞬間ですよね。

そうは言っても、プログラミングは学び始めても途中でやめてしまう人が多いと思うのですが、髙木さんが諦めずに続けてこられた原動力って何かありますか。

髙木:
原動力というよりは、プログラミングを仕事にすると決めていたのでやっています。これまでも決めたことは今まで全部やってきたので。

杉田:
そこまで強く意思を持てるのはすごい。

自分のような人を救い、社会を健康にするために

杉田:
ところで、髙木さんがバックテックへ入社を決めた理由は何だったのですか。

髙木:
ポケットセラピストの開発に携わることで、自分と同じような経験をした人を救いたいと思ったからです。

痛みに耐えながら働いている時、とても不安でした。体が痛いという理由で仕事を休むことはできず、結局私は働けなくなってしまい、言葉にすると軽く聞こえるかもしれませんが、「人生終わった」とかなり落ち込みました。

でもヘルニアにならなかったら、プログラミングに出会えていないし、エンジニアにもならなかったと思います。だからこそ、プログラミングを学んだことで自分のような人を救いたい、そしたら自分の辛かった過去も肯定できる、ヘルニアになってよかったと思うことができるのではないかと思いました。

また、ヘルニアに罹患した経験からは私も腰痛がある方への改善サービスを作りたいと考えていた時もあったので、ポケットセラピストを知った時は「こんなサービスを作りたかった!」と驚きました。

杉田:
先ほど体の健康が大事であると痛感したと仰っていたり、髙木さんのこれまでの原体験自体、代表の福谷の創業エピソードと近いものがあるなと感じています。

代表取締役CEO 福谷の創業の想い



髙木:
そうですね、バックテックのことを知り、福谷の創業エピソードを読んだ時は、福谷さんが救いたかった人って自分のことだなと感じました。

杉田:
いい話ですね。転職活動をしていた時はヘルスケア系の企業に絞り動いていたのですか。

髙木:
いや、特に業界は絞らず幅広く見ていて、他社のカジュアル面談も受けましたが、バックテックだけ選考に進むことを決めました。

杉田:
おおすごい、実際にバックテックに入社してどうですか。

髙木:
優しい人ばかりで、オンライン/オフライン問わず、気持ちの良いコミュニケーションをとってくれる方が多いです。これまでは職人の世界にいたので、基本的に何かを教えてくれるということはありませんでした。見て覚えろという感じなので、、、(笑)

最初の仕事がそういう感じだったので、「まあ仕事ってこういうものだな」というのがあったのですが、バックテックに入った時、困ったことがあったらすぐに教えてくれて、優しい方々ばかりだったのですごく驚きました。

杉田:
入社してから一番思い出に残っていること、印象的だったことは何ですか。

髙木:
一番はテックリードの井上さんがやっぱりすごいエンジニアだなと。
IT業界やエンジニアリング未経験で右も左もわからない中、困った時や私の質問に対して井上さんが即答してくれていました。なので、今でも私の中で出来るエンジニアは井上さんのイメージです。

杉田:
いいですね。
全く違う業界から未経験エンジニアをやられていると思うのですが、入社当初困ったことや困難だったことはありますか。

髙木:
毎日困難でしたね(笑)
当時コロナ禍だったというのもあり、ずっとリモートワークだったので、業務以外であんまり親睦を深めることもできない上、初めての業界、初めてのエンジニア、初めてのリモートワークと経験したことがないことが重なり、少し孤独というか不安な気持ちにはなりました。

ただ私が正社員として入社するタイミングで同じく未経験エンジニアの宇井さんも入社し、お互い置かれている状況が同じだったので一緒に仕事終わりに勉強したり、良い同期のおかげで切磋琢磨することが出来ています!

杉田:
宇井さんとはどんな勉強をしていましたか。

髙木:
私は Azure の勉強をしていました。仕事以外でもちゃんとパソコンを開いて勉強をするという癖付けのため、勉強内容についてはこれをやろうというものはあえて定めず、自分が学びたいことをそれぞれで勉強していました。

杉田:
良い関係ですね。最近高木さんが働いている中で技術面とか技術面以外でも「学び」だなと思ったことはありますか。

髙木:
最近だと業務委託エンジニアの清水さんにお勧めしてもらった、「一流のエンジニア思考」を読み、書かれていることを自分に置き換えて、当てはまる部分を丸ごとやっています。

その中で特に、タスクに着手する前にドキュメントに書くということをやっています。今まではタスクに落としてから「どうしようか」と考えることが多かったのですが、どうするかを考えてドキュメントにし、まずそのレビューをしてもらい、着手するようにしています。
そうすることでコードレビューをする側と認識の擦り合わせが最初に出来ているので、スムーズにレビューしてもらえるなと思い日々実践しています。

あとは、何か迷った時や悩んだ時は自分なりに考えるのではなく、そこの分野に詳しい人にちゃんと聞きにいくようにしています。
前職は職人の世界だったので、聞くより見て覚えるというのが染み付いていて、質問をするという発想がなかったです。ただ自分なりに考えて時間を使ってしまうよりも、早く聞いて正しいことをインプットするということを意識しています。

失敗を恐れず、挑戦できる環境がある

杉田:
髙木さんから見てバックテックは「成長」という観点でいうと、どのような環境だと思いますか。 

髙木:
挑戦させてくれる環境ですね。

杉田:
今まで働いていて、どんな「挑戦」ができましたか?

髙木:
入社してしばらくはフロントエンドを中心に開発をしていたのですが、そろそろバックエンドにも挑戦したいと思い、チームに共有しました。
これまでの成長も評価してもらっていましたし、挑戦すること自体を評価してくれたので、失敗を恐れずに飛び込むことができました。

杉田:
髙木さんには「こういうエンジニアになりたい」というような、理想のエンジニア像はありますか。

髙木:
なんだろう、正直目指したいエンジニア像というのはあまりないかもしれないですね。

ただあんまり言語とかフロントエンドやバックエンドとかに関わらず、そういったとこに囚われずに”課題を解決できるエンジニア”になりたいです。
例えばチームワークに課題があるタイミングなら、チームワークを改善するために頑張るし、技術スキルが必要なタイミングであればそこにコミットメントしていくというような、その時その時の求められるポイントでバリューを発揮することができるエンジニアですかね。

やりたいことが先に来て、今ある課題は解決しないというような感じにはなりたくないです。

杉田:
確かに正直、僕らの今のフェーズだと技術課題も多いので、課題を差し置いてやりたいことにだけフォーカスしてもらうのは難しいですね。

髙木:
はい、なので今必要なことに向き合いたいですね。

杉田:
ですね。今髙木さんの話を聞いていて思ったことがあるのですが、

ある程度各々、興味を持ったことを勉強しつつ、それが遠回りかもしれないけど、みんなで力を合わせることができる状態が良いなと思っていて、
さっきAzureの勉強をしてたって言っていたけれど、すぐにその知識をバリバリ活かせる場面は今は少ないと思う。でも例えば今後、Azureを触る人を増やしたいとなった時に、「実はもう触ったことあります」という髙木さんみたいな人がいると、じゃあ髙木さんにみてもらおうかなって話になると思っていて。

そういう、各々がエンジニアとして個人的に勉強することを積み重ねた結果、気がついたらみんなで補い合っていて、そしてそれぞれが成長を促しあって、みんなで協力できるというのが今の僕たちに必要な状態なのかなと思いました。

人の痛みのわかるエンジニアとして

杉田:
バックテックに入ってから、嬉しかった経験や良かった経験はありますか?

髙木:
ちょうど最近行ったユーザーインタビューで伺った内容が、とても嬉しかったです。この時インタビューさせていただいたユーザーの方は、現状とても痛みが辛いという人ではなかったと思います。

それでもポケットセラピストでセラピストと面談をしたことで、今の自身の”良くない状態”を理解し、予防策として使っていただいていたので、過去の自分を救うことができた実感があり嬉しかったです。

やっぱり自分のように働けなくなるまで放っておいて欲しくないので。

杉田:
あれは嬉しかったですよね。
逆に、バックテックで働いていて、何かこれハードだったなみたいな経験はありますか。

髙木:
ポケットセラピストの「優先チケット」という機能の実装がプロジェクトとしてはハードでした。全7パターンの複雑なユースケースに対し、要件の落とし込みから実装するまでの全ての工程に、自分から手をあげて参加しました。

それまでは実装をメインにしていたのですが、エンジニアとして早く成長したかったため、要件定義から難易度の高い、一番大変なタスクをやりたかったです。大変ではあったのですが、自分からやりたいと手を挙げ実装までやりきったというのが自分の中では重要だったなと思っています。

杉田:
さすがですね、やっぱりしっかり手を挙げてやるべきことを自分で考えて、業務をゲットしていくという握力が髙木さんの成長の要因なのかもしれませんね。

バックテックでこんな人と働きたい、一緒に成長していきたいという人はどのような人ですか。

髙木:
人の痛みがわかる人ですね。
世の中には色々な痛みがありますが、基本的に自分が経験した痛みしか理解できないと思っています。ただ自分1人で全ての痛みを経験できる訳ではないので、人の痛みから想像しなければいけないと思っています。

そういった、痛みを理解して想像できる人とだと、バックテックの開発環境はやりがいも感じやすく、より多くの人を一緒に助けることができると思います!

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▼今回インタビュアーをしたテックリード杉田のインタビュー記事


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