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世紀末へタイムスリップ!?やっと念願かなった!北斗の拳40周年大原画展に参戦!

 夏バテでエネルギー不足のため、3週間投稿が空いてしまった無心悟空です。はじめに3日坊主でもとにかくnote続けようと発心した以上はいつくばってでも書いてみよう。今回はあの国民的マンガに関する投稿をしたいと思います。

 この夏ずっと行ってみたいと思っていた
「北斗の拳40周年大原画展」の鑑賞に行ってきました!

 舞台は阪神電鉄岩屋駅から徒歩10分かからない兵庫県立美術館。
しかしながら、美術館までの道で暑さにやられもうヘトヘト。
水を求めて荒野をさまようケンシロウのプロローグに自分を重ねつつも、
どうにか美術館にたどりついた。

 何も調べず行ったので9時30分に到着したが、
開館は10時からだったー!
「閉館で入れないよりはマシか」と思いしばらく待っていると、親切な職員さんが開館前に入り口を開けてくれて、冷房の効いた待合室で涼ませてもらうことが出来た。職員さんのご厚意に感謝!

 1階の入口で待っていたのは、北斗三兄弟とユリアの巨大モニュメント!原画展への期待が高まらずにいられない。

 そういえば、原作でも北斗三兄弟とばかりくくられているけど、ジャギ様がいつも除け者にされているのが不憫でならない。
ケンシロウ、ラオウ、トキはいずれも北斗宗家の出自で、修羅の国から渡ってきたとの描写があるが、
ジャギ様はどういう流れでリュウケンの弟子になったのだろうか。。。

 なんてことを考えながら、チケット売り場でオープンの時を待つ。他にもお客さんが続々と入ってきた。年齢層40~50代男性が多いかと思いきや、母娘の二人での来場者もいた。ファン層の幅広さにビックリ!

 やっと10時、チケットを握りしめ3階まで階段を駆け上がる。職員さんの、撮影に関する注意事項を聞き、いよいよ原画展の中へ・・・(以下、多少のネタバレを含みます事ご容赦下さい)

 まずは、ケンシロウの像がお出迎え。お約束の記念撮影がはじまり、入り口で詰まってなかなか進まない。でも、せっかくだからみんな撮影したいよね~、そういう自分もささっと撮影を済ませていざ中へ進む。
 
 すると、どこからか北斗の拳の名ナレーター千葉繁さんの声が聞こえるではないか!プロジェクター投射の映像が流れている。じっくり見たいところだが、今回は時間が無い中での訪問のため泣く泣くスキップ。

 今回の原画展のテーマは、ケンシロウと辿る7つの「愛」の旅。北斗の拳といえば、残酷な暴力シーンを描いたアニメと思われがちだが、根底に描かれているのは一貫して「愛」である。北斗七星になぞらえた1章から7章(ショップ)に区切られているが、原作のストーリー順に沿って作画の展示が設置されている。

 いよいよ生の作画とご対面!やはり、原哲夫先生の画力はただただ凄い!(シロートなのでこんな言葉でしか言い表せない)
 作画から飛び出してきそうな拳の圧、格闘描写の躍動感もさることながら、憎しみ、悲しみ、妬み、怒り、喜び、の感情がひしひしと伝わってくる眼力こそが原哲夫先生の真骨頂ではなかろうかと個人的には感じた。

 一番印象的だったのは、南斗五車星の山のフドウがラオウと対峙するシーン。フドウを慕う子供たちがラオウに立ち向かう際の悲しき瞳。この、悲しみに宿る瞳によってラオウはフドウに勝ちきれなかったと描写されているのだが、単にパワーの強弱による勝敗ではなく、眼力のもっと奥深く秘められた想いの強さによって勝敗が決するという、ラオウ対フドウの闘いは北斗の拳中でも屈指の名勝負ではなかろうか。。
正直漫画を読んでいただけでは、そこまで深く考えてりもしなかったが、原画とデカい展示物を目の当たりにして感受性が鋭くなったのか。。

 私自身子供を持つ親なので、特にフドウに対するこのラオウとの闘いは思い入れは強いのもあって、そのように感じた。何より主人公のケンシロウがいない闘いにも関わらず、こんな名勝負を描いてくれた、武論尊先生&原哲夫先生は偉大なり。

 昔、ブックオフの100均コーナーでコツコツと単行本を買いあさり、26巻全てそろえてもっていたのだが、数年前に断捨離で単行本を全部手放してしまった。でも、やっぱり読みたい、読みかえしたくなってしまう!そんな魔性の魅力が北斗の拳にはある。

 最近YOUTUBEの東映チャンネルで北斗の拳2が
なんと全話無料配信されていたので、配信日から毎日のように視聴している。単行本は持っていないけど、配信で楽しめるなんていい時代になったもんだ。

 途中〇〇〇のお墓のモニュメントを発見。
今日より明日を夢見て、ヒャッハー悪党軍団により生き延びることが叶わなかった無念を弔うため、お墓の前で合掌。種もみの有難みを感じながら祈りをささげる。

 このほか南斗六聖拳、北斗四兄弟、南斗五車星、モブキャラ、語りつくせばまだまだ沢山あるのだが、この記事を読んでくださっているみなさんには、是非とも実際に足を運んでその目で見てほしいです!
 原画展の入場料は当日券大人2,400円と少々値は張るものの、少しでも北斗の拳が好きであるならば絶対に行くべき!
 
 今まで何となく原作を読んでいたけれども、
ストーリーや描写の一つ一つをより深堀り出来て、
北斗の拳の世界観に没入出来る、そんな素晴らしい原画展でした!

 ショップでも3,500円のパンフレットを購入。
家に帰ってからも原画展の余韻に浸ることが出来るので、買うだけの価値はあるかと!

 兵庫県立美術館は2024年9月1日までの開催ですが、公式HPでは福岡では2025年春に開催が予定されているようです。まだご覧になられていない方は、是非とも足を運んでいただくことをお勧めします。

 年をとると、推しに対する熱量が薄れて無趣味っぽくなってしまいがちですが、久しぶりに熱いエネルギーの充填が出来て満足した、私にとってそんな原画展でした。

 









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