#いい歯のために
彌生です…
今回は私が経験した「歯」について
書いてみたいと思います…
2023年、私は謎の口内炎に3年間
悩まされていました…
口内炎が出たり良くなったりの
繰り返しの🔁日々…
近所の総合病院の耳鼻咽喉科に
行くと医師は首を傾げて
「…これは大学病院へ行った方が
良いですね、紹介状を書きますね」
そう言われて紹介状を持ち大学病院の
耳鼻咽喉科に行くと…
「…これは口腔外科じゃないの?
耳鼻咽喉科じゃないな」と言われ
「…では口腔外科へ回して貰えますか?」
そう言ったら…
「口腔外科へ行くなら、また紹介状を
持って来て」と言われ「このままその
紹介状を持って口腔外科に行けないの
ですか?」と言ったら、医師は
「そう!!!!無理!!!!」と言われ
またまた総合病院へ行き「すみません
口腔外科に紹介状を書いてください」と
頼み、医師はビックリ🫢
今度は近場の救急病院の口腔外科へ
紹介状を持って行ったら、その時は
口の中の調子が良くて「…なんとも
ないけど?口の調子が悪い時に来て」と
言われ、その病院は予約制なので
2週間先に予約を入れたが、果たして
その時、口の中の調子が悪ければ
良いが、反対ならまたまた違う病院?
かなり悩みました…
やっと調子の悪い日に行くと
「うがい薬を出しておきます」と
言われてうがいをするがサッパリ
良くならない…
こんな事の繰り返しで3年間
いろんな病院をたらい回しに
されて悩んでいたある日…
たまたま、かかりつけ医の
歯科医の方が東京医科歯科大出身で
「彌生さん、医科歯科大へ行って
みませんか?紹介状を書きますよ」と
仰ってくれて「医科歯科大?遠いなぁ」と
思ったのですが、知り合いの
ドクターを名指しで紹介状を書いて
くれてありがたかったです…
しかし、医科歯科大は紹介状が
2通必要で、たらい回しにされた
口腔外科に行き「医科歯科大へ行く
から紹介状を書いてください」と
言ったら「えっ?彌生さん医科歯科大に
いくの?」とビックリされて
「💢ハイ!行きます!💢ドクターを
指名してください!」と言ったら
「医科歯科大には知り合いはいないが
紹介状は書いてあげる」と言われ
本当に腹が立ちましたね…
幸いかかりつけ医のドクターが
指名してくださったので予約は
ひと月先に取れました…
いよいよ医科歯科大へ行く日
「お茶の水は遠いなぁ」とのんびりと
考えていたら、待合室ですぐに名前を
呼ばれて、かなり緊張して
口腔外科の椅子に座り、口を開けて
いると、ドクターはパシャパシャと
カメラで口腔内を撮影して
「…彌生さん、これは口内炎では
ありません潰瘍です」と言われて
「えぇ!!!!」とビックリしました🫨
私なりにググってみたらペーチェット病
とかそっち系かと思っていたので
まさか口内炎が潰瘍とは想像して
いなかったのです…
そして「生検をしましょう」と言われ
これまた考えてもいなかったので
驚き、更に数人のドクターが私の
口の中を覗きに来て相談して
いました…
そして生検て一応は手術みたいなもの
なので様々な「同意書」にサインして
いよいよ組織を取る為に麻酔の
注射💉を上顎に打つんですが、これが
想像を絶する痛さでして涙が出て
来ました、よく虫歯を削る時に
チクッと麻酔をしますが、あれの
10倍は痛いです😣注射針の「プチッ」
とした音も分かり組織を取る
「ガリガリ」という音が更に恐怖で
結局3針縫いました…
帰りの電車は不安だらけで「果たして
私は何の病気なのか?」の思いが
渦巻きため息ばかりでした…
やがて1週間くらいで医科歯科大から
電話があり「今度来る時はご家族の
方も一緒にお願いします」と言われ
予約より大分早くに娘と一緒に
行く事になりました…
しかし、この時も私も娘もどこか
他人事で早めにお茶の水に行き
ランチを食べて都会を楽しんでいて
まさかこの後に来るショックは
想像もしていませんでした…
2人で待合室にいたら名前を呼ばれて
一緒に行き、私は診察台、娘は椅子に
座りドクターの話しを聞いたら…
「彌生さん、組織が悪性化し始めて
います、直ぐに手術しないと
いけません」と言われ驚愕🫨しました
「悪性化?」悪性化悪性化悪性化と
頭の中でリフレインしています
「病名は白板症です」と言われて
「白板症?」初めて聞いた病名でした
想像すらしていなかったです…
そしてドクターは「潰瘍がかなり
喉の方に広がっているから、手術
しないと分からないですが、もしか
したら声を失う事もあると思って
ください」と言われて目眩がしました
「声を失う?」「話せなくなるのか?」これまた想像すらして
いなかった、それに生まれてから
一度でも口の中を手術するなんて
考えた事すら無かった…
なんか、手術ってお腹とか心臓とか
そんなイメージだったので口の中を
手術なんて実感が湧きませんでした…
娘も驚き🫢「あのドクターの言い方
腹が立つ💢もっと優しく言えないの?」
とかなり怒ってましたが、私は
却って本当の事をキッパリと言って
くれて良かったです、変に期待しても
最悪はある訳なので…
娘とは別々に暮らしているので
帰りの電車から降りた駅の階段は
よろめいて手摺りをしっかりと
掴んで一歩一歩歩きました…
膝が震えて来ました…
今までの3年間は何だったのか?
医科歯科大へは、たった2回行った
だけで病名も直ぐにわかった
これは逆にラッキーだったのか?
あのまま、たらい回しされていたら
将来は悪性腫瘍になっていたのか…
やはり、病院というのは選ばないと
いけない物なのだな、と実感
しました…
さて、家に帰り、落ち着いて
考えてみると「もう声が出るのは
僅かな日々なのかもしれない
何か記録として声を残しておきたい」
そう強く思いました…
「そうだ!!!昔YouTubeを
試しにやったアカウントがあった!!!
まだ使えるのか?」と思い出して
とりあえず、観てみたらチャンネルが
ありました、私は「記録」として
下手ながら歌を歌って記録に残そうと
恥も外聞もなく歌い録音して
動画を作りやってみました…
越路吹雪さんの「愛の讃歌」を
歌い動画まで作りYouTubeに
とりあえずいろいろアップしました
これは入院する前の日まで
取り憑かれた様にやりました…
いよいよ入院です、明日は手術です
幸い窓際のベッドでしたので
夜のお茶の水の灯りを観ながら
なんとも言えない気持ちになりました
翌朝の8時から手術で手術室まで
歩いて行き、ベッドに横になり
麻酔科のドクターが点滴に麻酔を
入れてくれて深い眠りに落ちました…
「彌生さん!!!!終わりましたよ!!」
そうドクターに呼ばれて目が覚めたは
いいが、手術中ずっと口を開けていた
せいか痰が後から後から溢れて
「オェ〜〜〜〜」と吐いてしまい
ドクターが点滴に吐き気止めを入れて
くれるのですが、とにかく止まらず
鼻からと口からバキュームを入れられ
痛いなんてもんじゃない、手術の
傷口より痰がとにかく酷くて
入院前にティッシュ5箱も買って
持って行ったのに、1日で使い切り
同室の入院している方々、五月蝿くて
本当に申し訳なかったです…
そして口から食事は出来ないから
鼻から管を胃まで入れていて
食事は流動食をナースが来て
3回注射器で流し込むのですが
同室の私の前の綺麗な方も同じで
まだ若いのに、皆んないろいろ
あるんだなぁと思いました…
幸い、手術は口の中だったので
翌日からシャワーの許可が出ました
しかし、口は安静にしないと
いけないので全く話しは出来ません
傷口を保護する為に特別な
マウスピースもしているので
鼻も口も不快でしたね…
5日後、鼻の管は抜かれて
口からの流動食になりました…
診察室に行き、ドクターが
「彌生さん?話せますか?」と質問
するから「ハ…イ…」となんとか
声は出ました…「オーッ」とドクターや
インターンのドクター、看護師さん
皆んなが喜んでくれて嬉しかった…
話せはするがマウスピースもしてるし
流暢には話せません、先は長い気が
しましたね…
やがて、同じ病室の方々3人と
話したら、お向かいの綺麗な女性は
私と同じ病気で、もう1人の方は
頬に腫瘍が出来てもう10年も
病気と戦い放射線治療をしていて
脚の血管を頬に移植しているそうで
大変なのに、凄く明るい方で
立派でしたね、もう1人の方は
これから放射線治療だそうでした
本当につい最近まで口の中の病気
なんて、擦りもしないほど考えても
いませんでしたが、こうして手術して
入院すると沢山の方々が病と戦っていて
いろいろな病気があるんだなぁと
思いましたね…
さて、入院中は「口腔ケア」も
徹底的にやって頂きました、普通の
歯科医院の数倍の新しい機器で
歯磨きから教えて貰いました…
皆さまは1日に何回歯を磨いて
いますか?私はせいぜい「食後」に
磨く程度でしたが…
歯磨きは1日5回はする事だそうです、これはビックリしましたね
朝、昼、夕、寝る前で4回です
あと1回したらクリアなんです
皆さま是非実行してみてください
これだけでも本当に違います…
後は口の中は脳に近いので、虫歯菌は
脳に飛んだり、身体中に飛んで
万病の元なのを初めて知りました
後はブラウンの電動歯ブラシを強く
勧められましたので早速Amazonで
買いました…
歯ブラシは一番柔らかい物で
力を入れずに一本の歯に3秒ほど
当てて軽く磨き、これはXなどで
賛否両論ありますが、フッ素が
入った歯磨き粉で磨いて、完全には
濯がずに少し残したくらいが
虫歯🦷の予防になるそうです…
とにかく、虫歯になると身体全体の
健康に悪いのも初めて知りました
よくタレントさんが歯を真っ白に
していますが、あれも結局は差し歯
なので歯の寿命を短くしてしまう
そうで、真っ白な歯に憧れていた
私は「なるほど」と思いましたね…
そして、かなり痩せて退院してから
もう1年半以上が経ちましたが
白板症は5年は経過観察が必要な
病気だそうで、かなり長い目線で
見ないと駄目なんですね、口の中は
あれから2回生検をしてセーフです
虫歯にはなっていません、これは
口腔ケアの先生のおかげですね
毎日5回の歯磨きは実行しています
後はうがいもかなりしています
口の中に入った菌をやっつけて
流す為です、後は口の中の乾燥を防ぐ
為です、この口の中の乾燥は私の
場合は酷くて「舌痛症」と診断されて
現在は「口腔外科」「ペインクリニック」
2つの科に通っています…
先日、退院してから初めて念願の
「トンカツ」を食べました…
たかがトンカツに1年半以上も
かかってしまいました…
まだまだ闘病中ですが、おかげで
人間に一番大切な物は「健康」だと
実感しました、健康で無ければ
毎日が楽しくないですよね、お金で
健康も買えません…
本当に口の中の健康は命の源ですので
皆さま歯磨きは是非5回はやってみて
ください…
続きます…
#いい歯のために