
井上陽水「氷の世界」考察…
彌生です…
この頃妙に「井上陽水」にハマっていまして…
こちらにも書いてありますが、2023年に
「白板症」という、上顎に潰瘍が出来て緊急手術になり、その時ドクターから
「もしかしたら声帯も取り除くかもしれません」と宣告されて
何か「記録」として「歌声」をYouTubeにアップ⤴️する様になりました…
なんせカラオケも2回しか行った事が無い、ど素人が恥も外聞もないチャレンジをした訳ですが、まぁ自己満の世界だし皆さま笑ってください、みたいな気持ちでしたね笑
しかし「歌」ってジックリと向き合うと今まで「見えていた風景」がガラッと
変わるんですよね…
「そうか、この作者はこんな事が言いたいのか?」とか、どんな曲にもメッセージがあるんですよね、それを分かっただけ私はひとつ進化をしたと思います…
さて、井上陽水の「氷の世界」ですが
これは1973年の作品です
ロンドンで録音されてハーモニーは
あちらの方々がやっているそうですが…
現在は2024年、2024-1973=51
実に51年前の作品です
全く古さを感じさせない傑作✨
歌詞はこちら💁♀️


井上陽水ってフォークの人かと思いきや
全く違う新しいバージョンの人で
ジャンルがわからないですよね…
今の若い歌手の人たちと同じで、歌詞が
早口で「お前歌ってみろ!!!!」
そう言われたって、口が回らないですよ
こんな早口歌詞は年齢的に無理…笑
いや?今の若い方々も
無理でしょうね…

初っ端から訳の分からない歌詞ですよね
「リンゴ売り」?そんな仕事あるんか?なんですよ、いくら51年前の曲でも
あの当時「リンゴ売り」がいたとは
到底思えません…
きっと誰かがリンゴ売りの真似をする?
声をからして「リンゴはいかがですか」と叫ぶんですかね?もう最初から
訳がわかりません…

ここがまた、素晴らしいというか
画期的に寒くてテレビの中の醜くい
あの娘をグッと魅力的な娘にした?
分かる様でわからない、凄い発想と
いうかね、でも、そんな「目の錯覚」
ありますよね、それが「過ち」の
第一歩だったりします…

ここも、毎日 吹雪吹雪 氷の世界
北国にでも住んでいないと毎日吹雪なんてあり得ません、ですからこれは
歌の主人公の心の中の状態なんですね…
心はひたすら寒くて誰も暖めてはくれない「孤独」なんです…

この「指切り」は「約束」
孤独な主人公が誰かと「約束」して
繋がりたい願望なんですね…
だから「軽い嘘でもいいから」と
言っている「真実の愛」なんかを
求めていないんですよね…

小指を絡めて動けなくなれば
一瞬でも「孤独」から抜け出せる
主人公の願望…

ひたすら流れてゆくのは時間か涙の
孤独な「氷の世界」です…

これは誰にでもある感情で「誰かを傷つけてみたい」ありますよ、わざと
違う意見を言ってみたりね…
ただ、そんな自分が恐い、または
かわいいんですよね「悪者」には
なり切れない弱い自分…

優しい人はガンバッているんじゃないのか?自分は「優しい人間じゃない」
しかし「悪い人間でもない」どちらにも
なり切れないジレンマ…

ふるえているのは寒さのせいだろ
恐いんじゃないネ
毎日 吹雪吹雪 氷の世界…
いや?寒さのせいじゃないんです
何者にもなれない自分が恐いんですよ
だから心はずっと…
氷の世界なんです…
これは51年経っても人間は
変わらない生き物ですね…
「孤独」「恐い」「八方美人」
全て解消出来ない人間の悲しい性…
最後のコーラスがまた長くて
この主人公の複雑な気持ちを
表している様で妙に聴き入って
しまいますね…
井上陽水はフォークの枠を超えて
今も現役ですが「少年時代」なども
「夏が過ぎ風アザミ」とか分からない
ですよね…
「いっそセレナーデ」なんかも何故
セレナーデに「いっそ」がつくのか?
「夢の中へ」とか「傘が無い」とか
だからなんだ?みたいな歌詞が多くて
やはり「天才」なんだなと思います…
今は8月「少年時代」を聴きながら
9月の夜は「いっそセレナーデ」を
聴きながら夜長の夜を楽しめるのでは
ないでしょうか…
続きます…