あなたの反省なんて知らない 8(fantasy)
結婚式はひっそりと身内だけで行った。
透哉の両親は喜んでくれた。
私の出席者は由香里だけ。
ウェディングドレスはレンタル
ウェディングケーキもハリボテ
ブーケだけはチューリップが入った生花。
それでもその日私は世界一幸せな花嫁だった。
会社の通用門から出るとトーヤがいた。私が退勤するのを待っていたようだ。
「美鈴が居ないんだ。」
髪はボサボサでスーツもズボンもしわしわでイケメンが台無しだった。
「知らないわ。」
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