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緊急事態

うちには文鳥がいる。
2羽。
昨夜は遅くに帰ったが、2羽とも縦横無尽にリビングを飛び回っていた。
最近は桜文鳥が白文鳥を追いかけ回すのでリビングでのマッタリ時間が危うい時間に変わりつつある。
2羽が顔面に飛び込んで来るのだ。
文鳥如きが飛んだってたいしたことが無いと思うでしょう?
いえいえ、なかなか攻撃的な羽音がするんですよ。
うちの文鳥さんたちはなかなか野性味の溢れるメス達です。
今朝起きたら桜文鳥がいない。
白文鳥しかいない。
昨日の夜は元気だったのに
呼んでも騒いでもしーーんとしている。
1時間ほど探し回った。
うちの文鳥さんたちは文鳥にしたら結構な高齢だ。
昨夜あんなに元気だったのだからもし動けないとしてもこんなに鳴かないで動かないで静かな事ってある?

もしかして冷たくなってしまった姿を見つけるのだろうか?

そんな思いが頭の中を駆け巡る

外に飛んで行った?
そうしたら戻ってくることは絶対無いだろう。
でも窓開けることも無いし
絶望的なビコニャとオオニャムチ(相方)でも時間なのでオオニャムチは出勤して行く。
その後も一人であちこち探し回った。
梯子を出して上の方も覗いて。

ダメだ、居ない
そうしてリビングのソファーに身を投げ出して絶望感に打ちひしがれていた。
もう1羽の白文鳥もなんだか探し回っているような気配
ねえ、サクラがどこにいるか教えて
シロにそう問いかける。
でもシロは応えてくれない。
恐ろしく静かな時間が流れていく。
その時
ガサガサ
確かに聞こえた
シロではない、暴れるような音
居る
生きてる
そうしてビコニャは音としたほうに行く。
ここか?
ここか?
ガサガサ言いそうな場所を探る
冷蔵庫横の壁との境目に日常生活ででた段ボールを一時置きしていた
それを引きずり出したら
バタバタバタと元気にサクラが飛び出してきた。
涙目である。
良かった。
この事件でひとつ気がついた事がある。
ビコニャの仮定である
前に青汁を飲んだコップにシロが落ちていたことがあった
緑色に染まったシロはピクリとも動かなかった。
その時も死んじゃったの?と思った。

ビコニャの仮定は

文鳥は狭い場所に入り込んでしまうと静かになる

どうだろうか?

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