勝って当たり前と言われることと、出られて当たり前ではないことと。/AFCチャンピオンズリーグ2021第2節 川崎F vs 北京FC（中国）

どうも私です。
深夜観戦2戦目。私事ですが水曜日にワクチン接種を控えていたので、とにかく睡眠を取ることを最優先に観終わったらnoteに手を付けずに寝ました。笑
社会人には平日深夜1時キックオフはなかなかの試練ですね。

さて、第2節は今大会メンバーを落とさざるを得ない状態で参戦している中国勢の1チーム、北京FCとの1戦。参加メンバーが21歳以下とかなり若いチームとの戦いでしたが、7-0と大量得点を奪い勝利することができました。
贅沢を言えば、この日大邱もユナイテッドFC相手に7-0で勝利していたので、チャンスがあっただけにもう少し得点欲しかったかなとは思いますが。

内容を三行でまとめると
・「若い」チーム同士の戦い
・結果だけ見れば圧勝だけれども
・試合に出ることがゴールではない
もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※DAZN観戦の際は試合前に書いています。

おお、ターンオーバーだいぶかけてきましたね。
前線3枚替え、最終ラインもノボリとジェジエウはベンチ、中盤もジョアンがお休みと……

ん。んん……？
んんん……！？！？！？！？！
彰悟さんMF表記になってますけど！？！？！？！？

まさかのACLでスタメンアンカー彰悟さん爆誕なの！？笑
さすがにそれは予想外！！！笑笑笑

この入れ替えの中で和季くんがメンバーに入れなかったのはなかなかに辛いものがあるけれど、まあでも、私がもし同じ立場だったとしても使うならメンバー入れるのは悩むだろうな……彼の課題は強度とトランジションだから……

ゼインくんとカイトくんは出番なるか。休ませられるならSBのふたりは休ませたいよなあ。中2日はやっぱりどう考えてもキツい。

北京FCは背番号の大きな選手たちがずらり。国内リーグの状況もあるので来られないのは仕方がないことだけど、だからこそたくさん経験を積んで行ってほしいものです。

2.試合内容

前回とかなりの人数入れ替えたこともあり、今回スタメンを勝ち取った選手たちは何とか結果を残すために必死だったと思います。実際に今回得点したのはほとんどが1戦目の出場がなかったメンバーでしたしね。過密日程での開催は厳しいものがありますが、闘争心を煽るという意味ではいい影響はありますな。

前半早々に先制したもんで、もう目がぱっちり覚めてしまいました。ずっとほしかったタツヤの得点、嬉しいなあ。まさにタツヤって感じのシュートでしたね。遡るとその前のレオくんのサイドチェンジがもう最高過ぎて、能力の高さがより明確に現れました。レオくんイエロー貰っているし前節も普通に出てるので、温存したかった気持ちもあるとは思うけれど、外せない気持ちもよくわかる。
その後の大弥くんのクロスもよかったのだけど、個人的にはここで相手DFを引き付けてる悠さまの動きがめっちゃ悠さまで最高でした。マジ最高。あの動きをゴール前でしてもらえるとシュート打つ選手はすごく楽よなあ。

リプレイの間に何故かピンチになっていたのもACL中継感あってちょっと笑いました。なんでそうなったのか映らないから細かくわからなかったけど笑、まあ防げてよかった。
その後すぐにゴール前に抜け出した悠さまがシュート、こぼれをもう一度シュートして跳ね返されたところに詰めていた健人くんが決めて2点目。ナイスだ。追加点早めに獲れたのよかったね。

ところがこの辺りから、攻めてはいるもののなかなか3点目が入らない展開に。むむ、相手が少し慣れてきたのもあるとは思いますけれど、決まらなすぎましたねえ。あれだけ打っていたらもう少し入っていてもよかったかも。
いつものメンバーではないズレも少しずつあったのかなあとは思います。相手チームは年齢的に若いチームでしたけれど、川崎F側もチームとしてはまだまだ若いチームだったのですよね。やっぱり成熟度という意味では前節のスタメンと差が出るのはまだ仕方ないかな。

2-0は1点返されるとゲームがわからなくなる点差なので追加点が欲しいなーと思いながら観ていると、相手選手と接触し悠さまが負傷。一旦自力で歩いていたから手術するような怪我だとは思いたくないけれど、座り込むくらいなので結構痛かったかなあ……大事に至らないといいですね。
しかし、こういう時は控え選手のチャンスでもある。交代で入るのはダミアンではなく知念でした。確か一昨年のブレイクも悠さまの怪我がきっかけだったよなあ。チャンスをモノにできるかどうかは本人次第。あれがあって大分に評価されてのレンタルだと思ってるし。

知念は入ってから結構積極的に行けてましたね。FWって最後のところ絶対気持ちだと思うのでいい姿勢です。
迎えた41分、ヤスくんのよきパスから大弥くんのシュートで3点目。いやーヤスくん、前節からパスいいよなあ。あとはフルで出られるくらいパフォーマンスが安定してきたら何よりなんだけど。

枠内シュートをかなり重ねたものの追加点は奪えず、3点リードで後半へ。うん、彰悟さん悪くはなかったんだけど、やまむーがカウンター食らって速さで負けたの観たら、やまむーがアンカーでもいいんじゃないのかなって私はしつこく言い続ける。笑

後半は彰悟さんと代えて塚ちゃん投入。戸田さんも言っていたけど、塚ちゃんはアンカーよりもインサイドハーフが合ってるというのはよくわかる。やや碧くんタイプよな。だからこそアンカーやらせてるのだと思うけれど。

後半はしばらくゴールラッシュだったのでまとめて。笑
開始早々、ボックス内に健人くんが入り込み相手選手が思わずファール。キッカーは知念です。コースは読まれていたものの、力強く速いシュートにキーパーは間に合わず、無事成功。4-0になってだいぶ楽になりましたね。
更に51分にはヤスくんのCKからやまむーのヘディング！いやーーーーー喜んでる周りの選手たち可愛いかよ……やまむーのお兄ちゃんみの尊さよ……もうこれだけで夜遅くまで起きてた甲斐があるってもんよ……
4点差がついたところで両SBはお役御免。ちょっとでも休めてよかった。ゼインくんとカイトくん、プレータイムが貰えた分頑張りたいね。
交代直後にはいい位置でボールを受けたヤスくんが無回転ミドルシュートで更に追加点！最近精度いいなあと思っていたから結果につながって良かったなあ。これは今節ベストゴールに選んでほしいやつ。
更に更に、その3分後にはゼインくんのクロスに合わせた知念のヘディングで7点目！知念、ちゃんと崩しからの点も獲れてよかった。ていうかゼインくんいいクロス上げるやん？よきよき。相手のゴール前の対応が甘かったところもあったものの、結果に結びつくいい積極性ですね。

さて、問題はむしろここからです。
シュート数でもボール保持率でも、我が軍は終始圧倒していました。しかしこれ以降、ゴールネットを揺らすことができなかったのです。
何度も何度も惜しいシュートがありました。積極性も充分に感じられるプレーも見られました。しかし入らない。どれだけ打っても入らない。うむむむ。
相手は7失点し、体力とともに精神的にも削られた状態でボールを奪いに来ることができなくなってきていました。そういった相手にリスペクトを持ちながらも圧倒的に押し切るだけのしたたかさはあまり感じられなかったなと思います。あと4戦残っていると思えば難しいところですけれどね。でもだからって流している風でもなかったですからねえ。

最後の交代カードはリョウタでしたが、戦術的な交代というよりは試運転の意味合いが強かったようにも思います。怪我をなるべくさせないように起用しながら、これから巡ってくる大きな大会に備えているのかなと。
いやもう本当、怪我以外は何も心配ないんだよな……なんであれだけの才能の持ち主をスペランカー強度にしてしまったんやサッカーの神さまは……意地悪やな全く……

カイトくんの惜しいシーンもありましたが、相手GKのファインセーブに防がれ初ゴールならず。結局そのまま7-0で試合終了。
危ないシーンと言えば1点目の後のところと途中のソンリョンが足でファインセーブしたところくらいかなあ。やまむーはスピードで戦うタイプではないし、ジェジエウや彰悟さんやスピード勝負でも勝てる選手を置けば次回の手当てとしては難しくないかな。ただピンチの数を考えればそこまでやる必要あるかなとは思う。そしてやまむーも、あの選手はスピード勝負仕掛けてくるなってわかってればちゃんと予測して対応すると思うしね。

3.試合に出ることがゴールではない

中2日での6連戦ですし、まさに総力戦ですよね。今までリーグ戦ではあまりチャンスのなかった選手たちに出番が巡ってくることはまだまだありそうです。そして、実際に今節出番のあった選手たちは得点を獲ることに躍起になっていました。
ただ、スタメンとしてピッチに立つことがゴールではないことは、各々自覚してプレーしてほしいな、と思うのです。

積極性もあり、動きもよく、チャンスをたくさん作った。
けれど、リーグ戦では多分こんなに上手くはいきません。チャンスを作らせないためにあの手この手で防いでくる。90分観ていて、このチームでその諸々に対抗していけるかなと考えると、やっぱり難しいんだろうなと改めて感じました。
その点、レオくん、先生、ミキくんを始め、いつものスタメンに入ってくるメンバーはさすがだなと。今節はタツヤもヤスくんもよかったね。やまむーも、まあ今節はあまり仕事する機会なかっただろうけれど……

そう考えると、あれだけチャンスを作っても決め切れなかったのは少し懸念点です。チャンスメイクすらさせてもらえないかもしれない状況で、せっかくのチャンスを結果に繋げられないのは痛手。その点、悠さまってやっぱすごいですな。

今回ヤスくんも結構引っ張ったしタツヤもフルタイムだったから、次節は三笘くん出るだろうし交代枠として天くんをメンバーに入れる可能性はあるんじゃないかなと思うし、和季くんがメンバー入りする可能性も大いにあると思っていて。まだまだチャンスを貰える選手はどんどん出てきます。
ACLを勝ち抜いていくために、その後リーグ戦でもまた勝ち続けて行けるように、目先の結果だけではなく、チームを勝たせながら自分にしかできないことは何なんだろうと考える機会にもしてほしいなと思いました。
そして、今節はそこまでそう思っているように見えなかったのが少し残念。圧倒的な試合だったからこそ、もっと持ち味見せてほしかったな。

メンバーに選ばれることも、スタメンとして出場することも通過点。チームがこれからどうやって、どんな方向に成長していくのか。見守っていきたいです。

4.今後の展望

終わったと思ったらまた次がやってくる。中2日って本当発案した人エグいっすね……次はユナイテッドFCとの初戦。どんなチームなのかなと思いましたが、外国人選手に要注意チームみたいではあるみたい。アジアはそういうタイプのチーム多いすな。
大邱戦のように前後で分断されないよう、注視しながら戦いたいですね。

悠さまの怪我の具合だけが心配……リリースはよ……

次節は23時キックオフなのでちょっとだけ楽ですね！終わった後酒飲めるギリの時間！勝利のビール飲みたいので勝ってください。笑
その前にファイフロでノボリの里新作が見られるようなので、併せて楽しみにしたいです。ふふふ。

試合結果
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川崎F vs 北京FC
7-0
得点者

'07 長谷川 竜也
'09 橘田 健人
'41 遠野 大弥
'47 知念 慶
'51 山村 和也
'56 脇坂 泰斗
'59 知念 慶
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いや得点者の欄長っ。