勝手にヒーロー(寄付について)
数年前より、ある慈善団体へ毎月寄付をおこなっている。
特定の子供との手紙やりとりができるというやつ。
自分の子供に世界を知ってもらいたい、違う国の友達をつくってもらいたいという動機からこのスポンサープログラムを選んだ。
スリランカの国の男の子。息子とは1つ違いだった。
が、しかし、最初のやりとりは男の子の父親からの手紙。それを受け、私と息子2通を送るが、その返事は、子供の父親を装う者からの手紙(これは想像の域を越えない)。
さすがに、おかしいと思い、日本の窓口担当者に問い合わせ。
直ぐに処置をしてくれた。
かえってきたのは、私の手紙を手にし、正装した男の子の写真、そして、手紙。
我が息子への返信はなかった。
私は、男の子に申し訳なく思った。
大人に利用されている。写真は強ばった顔、笑顔がない。そう思った。
正装できる余裕はないはず。与えられた服に着替えさせられたようにおもった。
腹立ちは隠せなかったが、男の子には何の罪も責任もない。
だから、年に1度送られてくる成長の記録だけみて、支援を続けよう、男の子に負担をかけないようにと続けて1年半余り。
つい最近、男の子の母親から手紙が届いた。
私は手紙など送っていないし、催促もしていない。
内容も、誰かに言われて書かされてるのでは、というような内容。
支援を続けさせるために、今度は母親?
そう思わずにはいられなかった。
寄付金ってどれだけの額の割合で必要なところに届いているんだろう。
別の組織にも単発で寄付をおこなっていたが、求人情報をみた際、年収400万前後だった。ショックだった。
私は、今はそんな収入なんてない。
慈善事業ってなんなんだろう。
幸い、私は何とか生活できていて、自分への役人時代の罪悪感もあり、弱者と言われる誰かの何かの役に立てればとはじめた募金。
一旦リセットしようと思う。
本当の支援は
エサを与えるんじゃなくて
エサの捕り方を教えること。
私は何か勘違いしていたのかもしれない。
私はおめでたい勝手なヒーローなんだな🦸