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【限定無料公開】 30ヶ月でビビり大学生が初めて母に逆らって受験失敗するまでの主役の話 その43

Day43


今日はバイト面接2件と研修。
19歳の子の方の面接は、めったにできない面接官としての機会だったけど、無駄にしてしまった。
最近は、とりあえずガルシアに行けば学びがあるから、成長できると思っていたし、ガルシア以外で考える時間を取っていなかった。
でも、ガルシアを学びの場にするのは、自分が自分なりの意図を持ってこそできる。
120%でやっているのか。
自分の成長を本気で考えていなかった。
なんで頑張ってるんだっけ?
→お母さんのレールに乗らず、自分で自分の人生を生きるため
なんで日記を書くんだっけ?
→自分を理解するため、学びを整理するため
あとはやる!目の前にあることに意図を持ってやらなきゃ!

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今日は営業後に織真さんと面談。
1週間前に、かっこいい人はどういう人か周りの人に聞いて、いろんな考えを知るってことをやってこいと言われ、やってきた。
やっぱり頑張っている姿、できないことを隠さずに周りに正しく伝えられる人がかっこいいと思ったし、そうなりたいと思った。
次はちゃんと1段を踏んで、「人に頼る」ことを特に同級生や年下の人にやる。


今まで自分は人に頼って助けてもらうってことは、できない自分を見せなきゃいけないからプライドが許さなくてできなかった。
これは織真さんに言われたことだけど、無意識でできると思ってしまう部分もある。だから1段目からやらずに5段目から始める。
とにかく1段ずつやって、練習量を積む。頭でっかちはやめる。
あと、インターンシップに行く。
私は全然業界とか分野を絞れてないし、今は○○したくないで考える人間だから、いろんなところに行ってみて、ここはいいとか、この職はつまんないとか知って、消去していく。

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今日は、自分のサッカーチームの練習があった。
新歓時期で初めて来てくれる人が多く、すごく気を遣いながらやった。
自分がまとめる立場だから、ひろタイプを隠さずに、でも楽しくやる練習だからテンション上げてマナタイプも意識してやった。


ほとんどミニゲームで、教えるということはないけど、自分が中心に盛り上げたり、練習を進行したりするのは、視野の広さが必要だった。
今日の練習では、すごく人からどう見られるかを気にしてた。
このチームに入ってほしいから印象悪く思われたくないし、経験者の子がいる中で初心者の子がやりづらいと思わないようにしたいとか思ってた。
だからこそリーダーは目立つから、見られてるんだって思ってた。
もう1人の一緒にチームを立ち上げた子や、経験者の子に頼ることを意識的にした。
でも、まだまだ上から言う感じになってしまうから、横並びの関係を出せる言葉を使う。
あと、冷静になる。テンション高いのも必要だけど、話し方とか落ち着くべきところはあったと思うから、そこを使い分けられるようになったらいいと思った。

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この週末、完全に電池切れた。
昨日の日記も、メイクも、家事も、勉強も、考えることも。
何もかも後回しにして、だらけてた。
明日たかくんに話を聞いてもらうので、ちゃんとまとめる。

最近は、大学からガルシアに行って、帰って寝て、朝起きるのも遅くて準備にバタバタして、また大学に行くの繰り返しで、気持ちも生活もギリギリだった。
それは完全に時間の使い方とか、今しんどいとか辛いとか思うばかりで未来のことを考えられていなかったから。
今、大学は授業が基本的に午後からしかないから、午前中は時間がある。でも授業終わったらすぐガルシアで、午後に詰め込まれすぎてて、いつも苦しいと思ってた。


環境も変わって、気遣わずに楽しく話せる友達をまだ作れていないから、それもストレスになってた。
ガルシアでは、自分の苦手と向き合うし、新しく入ってくるガルスタのためにも、初めて教える立場になる自分のためにも、考えなきゃいけないことはたくさんあるし、やらなきゃいけないこともある。でもガルシアに入る前に考えることの準備が足りないから、ガルシアでできることは少なくて、自分のレベルの低さを痛感する。


自分がガルスタだったときは自分の成長について考えればよかったけど、今はそれに加えてガルシアについても考えなきゃいけなくなって、正直なんで学生なのに勉強のことよりアルバイトのことの方が考えてる時間長いんだ!意味わからん!と思った。必要なことだとはわかってても、気持ちがついていかない。
一日はガルシアで終わることが多いんだけど、終わったらやっと終わったと思うばかりで明日明後日のことはもう後でいいや、もう寝るってなる。
自分の気持ちがギリギリなのも、今のこの生活が自分のためにならにこもなんとなくわかってたんだけど、だめな自分と向き合うことが嫌でやらなかった。


そしたら今日、TOEFL終わってから、なんか泣きたくなってでも自分と向き合ってないから泣けなくて、何もしたくなくなった。電池切れた。
今の自分に必要なのは何か、自分なりに考えてみた。
まずは自分の未来について考えること。そしたら逆算して自分の行動も決まる。何より自分は目標が明確なほど頑張れるし、むしろ明確じゃないと頑張れない。
これができたら、プライベートも大学もガルシアも、過ごし方が決まると思う。時間の使い方も決まる。


もう一つは、自分の気持ちや体にもっと敏感になること。まだ頑張れるのか、ちょっと休憩が必要なのか、しっかり判断できるようになったら、今回みたいに電池が切れる前にチャージできる。
あとは、自分なりのチャージ方法を見つけること。今まで空いた時間になんとなく無意識でやってたことが本当に自分の好きなことなのか、元気を取り戻すのにつながるのか、一度意識的にやって考えてみる。


常にオンにしておくのはしんどいから、オフも意識する。
今回、たかくんに日記を書いてないことからLINEで声をかけてもらって、やっと泣けて、自分は結構きつかったんだなと気づいた。何より、ここまで自分の事を気にかけてくれたことに本当にありがたいと思った。
よしくんとたかくんの活躍が日報からわかって、私も一緒にこのチームで結果を出したいと思った。
明日たかくんに話を聞いてもらって、自分よりレベルの高い人はどうやって乗り越えるのか教えてもらおうと思う。

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今日はたかくんからのLINEを見て日記を書いた。
その前に、昨日のお昼から何も食べていなくて、お腹が空きすぎていたので、久しぶりに料理をした。自分はご飯までも後回しにしていた笑
最近は全く自炊していなかった。自炊しない分食べないか、食べても外で食べたり買ったりしていたから、食費にお金がかかりすぎてたし、体調も微妙だった。自炊しなくなって、さらにご飯を後回しにし始めたら危ないと覚えておく。


両親に手料理を作りたいと目的を見つけたので、これを忘れずにまた料理を頑張ってみる。
日記を書くときに、日記を書いた後は自分の空き時間の過ごし方を見直すためにも、気持ちを充電するためにも、自分の好きなことをすると決めていたので、一人で映画館で「キングダム」を観た。ワンオクが主題歌だから気になってた。
すごく面白かったし、夢を見る少年が最後まで諦めないストーリーだったので、前向きな気持ちにさせられた。電池切れた今日、観て良かったと思った。
基本、人に無関心なので、一人で行動することと、映画を観ることは、自分の良い気分転換になるとわかった。

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今日は大学が終わってからたかくんが迎えに来てくれて、最近の自分について一緒に掘り下げてくれた。掃除後にもよしくんも一緒に、なんで頑張れないのかを考えてもらった。
そして、頑張る理由を思い出すために、なりたい人・なりたくない人ってどんな人かをいっぱい書いてくることになった。
そこから、自分の頑張る一番の理由は母親になりたくないからだけど、母親ってどんな人だっけなともう一度考えていたら、1つ思い出したことがあった。


一番恐怖として記憶に残っていることで、私のトラウマでもあること。
私の母親は、怒らせると物理的攻撃が始まるから、ただただ怖い。
小学校低学年くらいのほんと小さい時、父親と私と妹で公園に遊びに行ったら、帰りが遅くなってしまった。そのせいで、数日前にスノボで腰を痛めた母が行こうとしてた整体が閉まってしまい、それに対して母は
「お前らが帰ってくんのが遅いからだ!!」
と怒り狂い、車の中で後部座席に座っていた私達姉妹にティッシュボックスやその他その場にあった物を思いきり投げてきた。私はまだ幼かったから、なんで怒ってるのかとか、どうしたらいいのかとか全然わからなくて、怖いし投げられる物から身を守ることで精一杯だった。


その時父親は公園から帰った後、出かけてしまっていなかった。家に帰ってきたら、怒った母親はそのまま寝てしまった。まだ幼かった私達はお腹が空いたけど、母親は怒ってて怖くて話しかけられないし、何よりまた物を投げられたくなかった。父親との連絡手段もわからないから、シャッターが閉められ暗い室内で妹と一緒に泣きながら耐えてたのを覚えてる。
その日にちょうど祖母から電話がかかってきて、それに泣きながら出て、祖母から私達の様子を知った父親が帰ってきてなんとかなった。
今思い返せば、これが私の母親のレールに乗った一番の核だと思う。

母による恐怖政治だ。

だから今まで、母親の答えと違うことをしない怒らせないことだけを考えてたから、答えがないことには不安で仕方ない。
それに、母親の怒っていることに対してそれは違うだろと思って反発したら、その倍以上で怒鳴られ物にあたられて返ってくるから、考えるだけ無駄だと思い、思考を放棄してた。
私の家では、母親が圧倒的に”上=女王様”だから、上下の意識はずっとあった。
母親の怒りに対して何も言わなければ、母親は一方的に言いたいだけ言って、最後にはこっちが
「わかりました。すみませんでした。」
と言うのが一番自分の身も心も守る方法だった。だからこそ自分の意見を自分より上だと思う人に言うことは苦手。
今でもすごく怖かったのを覚えてるし、思い出すだけで胸糞悪い。なんだこの大人。頭おかしい。
でもこうやって思い出したことで、今の自分のできないこと、苦手なことの理由がわかって、また一つ自分を理解できた。

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