#004-リーダーシップを発揮することで人生を100%味わい尽くしながら生きていける|はなこさん
リーダシップLabです。
これから、「リーダーシップ」という何度も耳にしたことがあるのに全容が掴めないものを“インタビュー”を通して解明していきます!
第4弾となる今回は、はなこさんです✨
ライターの方・ライターを目指している方
「自分にはリーダーシップなんてないよ…」と感じている方
必見の内容です👀
◆プロフィール
はなこさん
フリーランスWebライター。
4人の子育てをしながら、SEOや取材記事の執筆や、みんなのカレッジ 副業・フリーランスコース・WEBライターコース上級のメンターをしている。
たまに小学校で絵本の読み聞かせなども。さまざまなイベントの主催経験あり。
趣味は、読書・映画鑑賞・カフェめぐり。
カメラで身の回りのものを撮影するのも好き。
リーダーシップは2つの要素で構成されている
-リーダーシップとは何だと思いますか?
大きく分けて私は2つあると思っています。
1つは「やり遂げる」と決めて、自ら動くこと。
もう1つは、周りの人が気持ちよく力を発揮できるようにすることです。
-ありがとうございます。1つ目の【「やり遂げる」と決めて、自ら動くこと 】というのは、意思決定をすること・行動を開始することという理解であっていますでしょうか。
決めて始めるだけでなく、やり切る、完了するというところまで含まれます。
-なるほど。「やり切る」というのは、言うのは簡単ですが実行するのは難しいものだと思っています。「やり切れる」人とそうでない人の差はどこにあるんでしょうか。
腹の底から決めているか決めていないか、ですね。覚悟の差というか。
「絶対やり遂げるんだ」って決めたら、もう他の道はないと思える人がやり切れる人だと思います。
私自身、いろいろなイベントを主催した経験があるんですね。
開催の準備を進めていく中では、すごく大変なことがいろいろ起こります。例えばイベントだったら、人が集まらないとか、お金が集まらないとか。
だけど、そのような時に1度もやめたいとは思いませんでした。なぜかというと、「参加者や講師のためにも、これはやり遂げる」って決めていたから。やめるという選択肢は最初からないんです。
でもそうやって頑張っていると、周りが助けてくれたり、思いがけないところから応援してもらえたりして、ちゃんと最後までやり遂げることができるんですよね。
その体験を1回でもしたら、やりきる自信がつくんだと思います。
-覚悟を持てるか持てないかというのが大きな差であることは確かだなとは思います。しかし、持てる人と持てない人では、持てない人の方が多いような気がしています。持てない人はどうすれば覚悟を持つことができるようになりますか。
「誰かのためにこうしたい」というような、自分以外の何かのためにやり遂げたいという思いがあると、覚悟を持てるような気がしますね。
その対象は身近な誰かでもいいと思いますし、世の中の何かでもいいと思います。
私自身そうですが、自分だけのためだと、途中であきらめることが多いかもしれません。
-ありがとうございます。もう1つの【 周りの人が気持ちよく力を発揮できるようにすること 】というのは、心理的安全性の担保というような意味合いでしょうか。
少し違いますね。
周りの人がそれぞれの力をしっかり発揮できるように、働きかけたり配慮したりするという意味です。これは、自分の失敗体験から出てきたものなんですよ。
-差し支えなければどんな体験だったのか教えていただけますでしょうか。
120人ぐらい集めた講演会の主催をしたときのことです。
それまでの経験から、20~30人程の人数であれば1人で回すことが出来たんですが、120人規模になると「これは自分一人ではできないな」と思いました。
そうしたら、友人や友人の知り合いが声をかけてくれて、10数名のチームで動くことになったんです。
でも、私自身はチームで主催した経験がなかったので、どうしたらいいかわからなかったんですね。
細かな役割分担や打ち合わせなどがしっかり出来ていなくて、最後まで全体を把握していたのは私一人。当日に役割分担をまとめた紙を1枚渡して、「これでお願いします」というような無茶ぶりをしてしまいました。
結果的に講演会自体は大成功でしたが、みんなが自分の力を発揮して、気持ちよく動いてもらえるような働きかけや配慮が全くできていなかったと反省しています。
今考えたら0点でしたね。
-お話いただきありがとうございます。そのエピソードを伺うと【 周りの人が気持ちよく力を発揮できるようにすること 】というのは”共通認識をつくる” ”説明をきちんとする”ということなんでしょうか。
そうですね。「自分は何をしたらいいのかわからない」だと、周りの人も力を発揮できません。
最終的なゴールはみんなわかっていると思うので、誰がどこを担当してどう動くのか、今の進捗はどうなっているのか、なども共通認識できるようにする。そして、なぜこれをするのか、意図をきちんと説明することも大切だと思います。
それと、メンバーが力を発揮できるように、コミュニケーションを取りながら相手のことをよく知り、それぞれの強みなどを把握することも大事だと思いますね。
リーダーシップは大人になってからでも身につけることが出来る
-リーダシップとは先天的な特質だと思いますか、後天的なものだと思いますか?
両方だと思います。
子どもの頃から、遊んでいるときに「次は鬼ごっこしよう」と、みんなを引っ張っていく人がいますよね。もともと持って生まれた個性として、リーダーシップ的な素質を持っている人もいるかと。
ただ、どちらかというと大人になってから育てられるものが大きいのかな、と私は思っていますね。
私自身、20代の頃までリーダーシップがない人間でした。前に出たい、という気持ちもあまりなく、保育園のときに出た劇では「森の木の役」だったんですよ(笑)。それでも、大人になってから変わっていきました。
-はなこさんにそのような時代があったとは驚きです。人間って人それぞれ才能を持ってるじゃないですか。それがたまたまリーダーシップだった人もいるけれど、もともとは持っていない人でも、経験を積めば身につくよね、みたいな話ですか。
はい、そうだと思います。
リーダーシップはライターにも必要⁉
-リーダーシップの有無がキャリアに影響を与えると思いますか。
与えると思います。
仕事の大小や立場・ポジションに関わらず、リーダーシップを発揮しないといけない場面ってたくさんあると思うんですね。
例えば、目標達成にコミットして自ら動ける人や周りのことを考えてコミュニケーションをとっていける人、自分で考えていろいろと提案できる人は、どんどん大きなことを任されていくように感じています。
そして、チャンスが来た時に結果を出すことで、更なるチャンスを掴んでいくというイメージがあります。
-ライターとして活躍されているはなこさんに聞いてみたいなと思っていたのですが、リーダーシップのあるライターとないライターってどういう差があるんでしょうか。
私自身、そこまで稼いでいるレベルではないのですが、報酬の差にもつながってくると思うんですよね。
肌感覚でお話をすると、やっぱり”言われることを言われるままにするだけの人”、つまりリーダーシップがない人は、現状で終わってしまうような気がします。次の仕事・新たな仕事へと進んでいかず、今後はもしかするとそれすらもなくなってしまうかもしれません。
反対にリーダーシップがある人は、自分で考えて提案をしながら仕事を進めていけるので、ライターからディレクターになったり、仕事の幅を広げていったりできるのではないでしょうか。
-前提としてライター以外の職種にも当てはまりますが、仕事のレイヤーが上がっていく。ライターでも例外なく同じことが起こるよということですね。
はい。そうだと思います。
リーダーシップで自分の世界が開ける
-最後の質問になりますが、リーダーシップの有無は人生に影響を与えると思いますか。
間違いなく影響を与えると思いますね。
リーダーシップを発揮しながら生きることで、【 人生を100パーセント味わい尽くしながら生きていける 】と思っています。
-非常にインパクトがある言葉ですね。解説いただけますでしょうか。
私自身、20代ぐらいまでは「自分の人生を生きる」ことについて、深く考えていなかったんですね。
「周りがこうしているからこれがいいんだろうな」「これが正しいって言われているから正しいんだろうな」という感じで。
今思えば、自分の人生に対してリーダーシップを発揮していないというか、いろいろ感じてはいるんだけど、何かに流されている感じでしたね。
でも、ひょんなことから「私自身の人生を生きてもいいんだ」と気づいたとき、パアーーーッと世界が開けた気がしました。
そこから、自分自身のワクワクやさまざまな心の動きを、しっかり意識しながら生きてみようと思ったんです。
周りに対してだけでなく、自分自身に対しても、「私はこう生きる」とリーダーシップを持つことで、人生を100パーセント味わい尽くせるのではないかと思っています。
-ありがとうございます。非常に感銘を受けました。「自分にリーダーシップなんてないよ…」と感じている人に届いてほしいなと思いました。いや、届けます!!はなこさんありがとうございました!
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