中小企業診断士試験 企業経営理論まとめてみた
中小企業診断士試験において最初の関門の企業経営理論。
実際に企業経営をする立場と、中小企業診断士という立場で全体像をまとめてみました。
一番楽しい科目だったのですが、テストの点は中々最後まで伸びなかった。。
なぜなら範囲が広すぎるから!w
ということで、大枠の概要を実際の経営に紐づけてまとめてみました。
全体像の把握
そもそも企業経営理論の全体像は、ビジネスモデルとマネジメントとマーケティングのことが説明されています。それをどんどん詳しくドリルダウンさせていくのです。これ経営の全体像そのものです!
①ビジネスモデル
①-1(理念・ビジョン)まず何をなすべきか定めるのです。
そのために以下を考えます
-SWOT/3C
-ポジショニングベース(外部)かリソースベース(内部)か
-リソースベース
・VRIO分析
・コアコンピタンス
・ケイパビリティ
・ファイブウェイポジショニング
①-2(企業戦略)そしてその方向に向かってどう攻めるかを考える
-ドメイン/市場軸・機能軸・技術軸)
-多角化戦略@アンゾフの成長ベクトル・PPM・製品ライフサイクル
‐規模の経済・範囲の経済・経験曲線
-M&A
-アウトソーシング・BPR
①-3(事業戦略)そのために必要な大枠の方法論を考える
-ファイブフォース
-コストリーダーシップ戦略・差別化戦略・集中戦略
-バリューチェーン
-競争地位別戦略
-タイムベース戦略
※ランチェスター戦略
-技術経営(MOT)
・イノベーショライフサイクル
・製品アーキテクチャ(インテグラル・モジュール)
・デファクトスタンダード(ネットワークの外部性)
-スタートアップ
・魔の川/死の谷/ダーウィンの海/Jカーブ曲線
・オープン/クローズ/リバース イノベーション
-提携戦略
・JV/産官学/クロスライセンシング/プラットフォーム/産業クラスター
-国際化戦略
-CSR/SDGs
①‐4(経営計画)それを具体的な計画に落とし込む
-でも計画ってうまくいかない
ローリングプラン/コンティンジェンシープラン
-そして分析麻痺になることも。。
-計画を実行に移さないと
PDS PDCA
バランススコアカード
シックスシグマ
TQM
②マネジメント
組織を作って、人を活かすことで目標に向かおう
②−1そもそもどういう構造にしましょう?
‐バーナード組織成立
‐組織の構造(組織が先?戦略が先?)
・原則(専門家/権限責任の一致/統制範囲/命令一元化/例外)
・基本体系(ライン/スタッフ/機能別/事業部制/カンパニー制/マトリクス)
②-2どういう組織の運営をしようか?
‐科学的管理法/人間関係論
‐モチベーション理論(マズロー/マグレガー/ハーズバーグ/アージリス)
‐過程理論(ブルーム/マクレランド.アトキンソン)
②-3どうやって組織を導く?(リーダーシップ)
‐行動類型論(レヴィン/リカート/マネジリアルグリッド/シャトール)
‐コンティンジェンシー理論(フィードラー/ハウス)
②-4どうやって組織を活性化させるか
‐組織文化
‐集団のダイナミクス
‐小集団活動(QC、ZD)
‐コンフリクト
‐組織学習(ナレッジマネジメント)
②-5どうやって組織を維持し管理し、開発するか
-雇用管理
-人事評価(MBO、コンピテンシー、心理的誤差)
-報酬管理
-能力開発
-労働関連法規(労基法/組合法/安衛法/労働保険/社会保険)
③マーケティング
売れる仕組み作りを作ろう
-コンセプトが生産→製品→販売→顧客→社会へと変遷していく
③‐1:まずは消費者の行動把握
-意思決定プロセス
AIDMAからAISASへ
ムーアのキャズム論
‐ターゲットを決めよう
セグメント、ターゲット、ポジショニングSTP
③‐2:何を売る?製品戦略
•プロダクトミックス
•製品ライフサイクル
•ブランド
③‐3:いくらでどう売る?価格/チャネル戦略
-価格設定(スキミング、ペネトレーション)
-抱き合わせ、プライスライニング、キャプティブ
-流通方法
-VMS
-契約システム(FC.VC)
3-4:どう広める?プロモーション
プロモーションミックス(広告、パブリシティ、人的販売、販売促進)
•最近の主流は・・・
-リレーションマーケティング
-LTV.RFM.サブスク
-サービスマーケティング
マーケティング8p
-インタラクティブマーケティング
いかがでしょうか?大雑把にまとめたからこそ全体像が見えてくることもあります。
そういった意味でこれを書きながら、経営者の自分が一番整理できました。。!w