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走った事のない人が思う程、フルマラソンは大した事ではない。ほぼ誰でも出来る。

フルマラソンを8回走って学んだ事 : その1

初回のブログでも取り上げたマラソンを通じた私の学びの一つですが、人生にも例えられるマラソンから、私は多くの事を学びました。複数回に分けてマラソンの学びを共有させて頂きます。

1. 自分の判断基準・軸を持つ事、決断して飛び込む事

初回のブログでも書いた通り、当初フル・マラソンなんて走るとは微塵も考えていませんでしたが、結果的には素晴らしい経験となり8年間も続けて合計8回も走りました。 そんなの無理、やりたく無いといって断れるお誘いでもありましたが、誘われたら断らないと決めていた1年間の「自分との約束」、「迷ったら、自分の成長の為には厳しい道を選ぶべき」との判断基準を持っていた事で、当時の自分の限界を超える挑戦を決断できました。(参加する事に意義がある、、、最悪、完走しなくても・・・との逃げ道は作ってましたが・・・)自分の価値観、判断基準、判断軸、を持っていた事で、得る事のできた貴重な体験でした。
また、判断と決断は大きく違います。決断とは自ら責任を持って未来への行動を選ぶ(他は捨てる)事で、大量の過去データやアルゴリズムにより判断だけするAIでは出来ない、人間だけが出来る行動です。私は自分の大事にする評価軸で判断した上で、躊躇せず未来に責任をとり「決断」できた事で、当時の自分の限界を超えた世界を見る事ができました。 自分の限界は自分が作っていました。

2. 決断して退路を断つ事

申し込む事は決断して実行したものの、、、実は当初は申込みした事に意義がある、実際に参加しなくても、完走しなくても最悪話のネタにはなると逃げ道を考えていました。 しかし、「走るのが大嫌いなのに、フルマラソンに申し込んでみた!」とネタとして話をすると、応援してくれる人ばかりで、辞める言い訳を見つけられず、結果的には自分の退路を断つ事になりました。 それ以来、毎年1回走ると決めて、終了後に翌年のレース直ぐ申し込んで、周りに宣言する事により退路を断ち、合計8回完走する事ができました。

3. コーチの大切さ、とにかく笑えれば

10-10-2010のシカゴマラソンを走ると決断してから、友人のマラソンマニアの英国人がコーチとして助けてくれました。10回以上完走しているコーチの存在は心強く、完走に向けて必要なステップ、準備、心構えなどを教えてくれると共に、レースの当日は初心者の私のペースに付き合ってくれて、ゴールまで辿り着くまで応援してくれました。 友人のコーチがレースの心構えとして教えてくれた一つが「笑顔」です。やると決まっている事は、どうせやるなら楽しまないとモッタイナイ。 同じ事もできる限り楽しんで取り組めば、生産性は向上するとの合理的な考えだと理解していましたが、マラソンにも抜群の効果がありました。レース前の最長走行距離は30kmでしたが、30kmを越した辺りで足がつり始め、辛い顔で、残りは歩いてしまおうと諦め掛けていたのを、友人のコーチが寄り添ってくれて、笑顔の大切さを思い出させてくれて、応援してくれた事で、なんとか走り抜く事ができました。初めてゴールした時の達成感、コーチへの感謝の心は忘れられません。

http://global-challenger.com/

写真は初めて参加した2010-10-10シカゴマラソン。

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