小学校入学前〜留学するまで | 父とのこと(につながる話)#4
話はまた小さいころに戻る。
ある春、近所のお姉さんがダンボール一箱分の本をくれた。中学校に上がるところだったお姉さんが、小学校に上がろうとしていたわたしに、小学生向けの本をいろいろとゆずってくれたのだった。このとき、ごくごく自然に、わたしはたくさんの本を読もう、と思った。そして実際、小学校が始まる前には箱に入っていたほとんどの本を読み終わっていた。
とくに記憶に残っているのは、学研の「理科のひみつ」という、理科で習う内容をマンガで説明する本と、タイトルは忘れたが小学校で習