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【感想】『ガールズバンドクライ』を見たゾ

はじめまして!どうも、しがないアニメ、洋画オタクやってます!Leaです!
どうぞよろしく。

今回は、久しぶりにビビッと来るアニメ、『感想書きてーな!』ってなった作品に出会いましたので、文章は下手ですが、筆を取らせていただきました。
軽ーいネタバレありきなので、『ガールズバンドクライ』まだ未視聴の方は、ご注意くださいませませ。

最終話まで見ての感想

キャラとして、桃香がどハマりでした。
高校時代はど真ん中JKって感じで最高だったんですけれども、成長した現在もビジュ完璧。ちょっとやさぐれたお姉ちゃん的な感じもいい。
そもそも主人公の憧れの存在。主人公を引っ張っていく存在がいるアニメがめちゃ好きなんですよね。
弱ペダの小野田と巻島しかり、リトバスの理樹と恭介しかり、リトルウィッチアカデミアのアッコとアーシュリ先生しかり。あのなんとも言えない空気感がたまらない。

けれど、仁菜と桃香に関してはちょっとそういう関係性のテンプレとは違うように感じましたね。
憧れの存在だからこそ、目標とはするけどすぐには手の届かない存在、遥か遠い存在としてしまうのがこういう関係性のテンプレだとすれば、仁菜と桃香は互いに同じ目線、対等な関係でバンドに挑んでいる
仁菜は桃香を確かにリスペクトはしているけれども、それで一歩引いて話をするわけじゃないんです。
最初からアクセル全開で桃香の懐に体当たりして、憧れの桃香の人生を大きく変えていきながら自分も前に進んでいく。

…確かにちょーっといけすかない、もとい一癖も二癖もある、一歩描き方を間違えればただ性格の悪いキャラにもなりそうな、万人受けしない主人公ではありますが、それがこのアニメのロックな要素の一つとなっているのでしょう。
僕は仁菜ちゃんのひとたび目の前に壁を見つけて、あっさり逃げたかと思えば、次のシーンではおもいっきりぶつかりにいったりな優柔不断?破天荒?なロックなキャラ、なんだかんだで最後まで好きでした。


ストーリーで一番心に残ったのは、7話8話ですな。
特に、7話。桃香の尊敬するミネのライブに出演する回。
ルパと智が加入して、5人集まり、やっとこさフルメンバーでバンド始動!!…‥ってとこで、うぇ!?
いや、桃香さん!?あんた何言ってんのさ!!バンドやめる!?
……ま、まぁあなたならそう言うかもしれませんが。それにしても今ですか!?って初見で超戸惑いましたねぇ全く。

7話、8話は2話合わせて、桃香の心情にクローズアップされた回でした。
8話はガールズバンドクライというアニメの心臓が最終回に向けて動き出す回。
7話のいきなりの仁菜の予備校やめます発言からの8話冒頭のぶつかり合い。どうしてこの二人は、毎回こんなにたくさん周りに人がいるところで本気でぶつかり合えるんだ。
そして、場面が変わり、仁菜がルパと智の働く牛丼屋で働き始めるシーン。平凡な日常のカットが始まるかと思いきや、またもや桃香が踏み込んでくる。

「仁菜、この後時間あるか?」「ありま……す!!」

その後、またまた場面が変わり、ダイヤモンドダストのライブの舞台裏。桃香、退路を立つということ、売れるために決断をすること、仁菜には輝いていたあの頃の自分のように、自由に歌ってほしいと心情を吐露。それを聞いた仁菜、叫んで逃げる。

「私はあなたの思い出じゃない。あなたの思い出に閉じ込めないで!」

ラスト、逃げた仁菜を追いかける桃香、追いついて手を引く。そこにタイミング良く()現れるライブ終わり、舞台裏にはけてきたダイヤモンドダスト。今度は桃香逃げる。それを追って、今度は仁菜が道路に飛び出す。

「桃香さんが逃げる必要なんてない!桃香さんは何も間違ってない!」

僕は死にましぇーん。って、バカかて。
いやこれ、マジで死んだかと思いました。あとちょっと車が右に逸れればゾンビランド・川崎始まってましたね。

8話はもう視聴者の感情をこれでもかってぐらい揺さぶるだけ揺さぶってくる回。心臓持たへんて(褒め言葉)。
てか、よく考えれば、7話も8話も仁菜めっちゃ桃香振り回してんな!桃香がバンド辞めるって言って、始まった展開なのに、結局主人公が振り回してんの、すげーよ全く!!

ま、僕としては、桃香大好きなので、1話と合わせて意外と心の弱い部分見せてくれるこの回は外せないですな。
1話のラスト、旭川に帰ると言い出した桃香と、7話のラスト前、プロになろうとするバンドメンバーの行く末にバンドの作曲者として責任を持てないとバンドをやめると言い出す桃香。
どちらもどうにもならない諦めの感情を見せる桃香の、ロックに生きようとするけど、やっぱり女の子なんだなってところがとても良かったです(変態)。

あと、好きなシーンとは別に、何話だったか、仁菜が怒って、ほっぺたプクッて膨ませた回、これホント可愛かったです。
個人的に、3Dアニメはもうここまで質感のあるリアルな人間の表情の表現が出来るようになったのかと感心してしまいました😊
ま、シドニアの騎士も亜人も3Dのアニメとしては最高なんですがね(メガネクイッ)。

まとめ

ってなわけで、『ガールズバンドクライ』感想書き殴りました。

正直、何百もアニメ見てると心揺さぶられるアニメに出会うことが少なくなってきます。でも、この『ガールズバンドクライ』というアニメは、久しぶりに出会えたアニメ史に残る神アニメだと思いました。

制作に数年かけ、数万の候補者から5人の声優兼リアルバンドのメンバーを探し、美麗なキャラデザ、3Dモデル、湧き上がる感情がそのまま溢れ出しているような映像表現、キャラの方向性もバラバラで行き当たりばったりに思えるのに、1本の映像作品として1クールでまとめる脚本とシリーズ構成。
作品に携わったスタッフの方々の熱量全てを受け止められているとは思いませんが、その努力と苦労に最大限の感謝を。


それでは、また、ビビッと来るアニメや洋画に出会った時に会いましょう。


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