記憶の取扱説明書

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𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧

パイロットフィッシュ

𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧𖥣｡𖤣𖥧

'人は、一度巡り会った人と二度と別れることはできない。
なぜなら人間には記憶という能力があり、そして否が応にも記憶とともに現在を生きているからである。

人間の体のどこかに、ありとあらゆる記憶を沈めておく巨大な湖のような場所があって、その底には失われたはずの無数の過去が沈殿している。
何かを思い立ち何かを始めようとするとき、目が覚めて何も考えられないでいる朝、とうの昔に忘れ去っていたはずの記憶が、湖底から不意にゆらゆらと浮かび上がってくることがある。'


この小説の冒頭

忘れたいことがあるときには
なかなか残酷な一文なんだけど
確かにそう。


今日で8月もおしまい

記憶の湖に色んなものを放り投げても
とりあえず息をするのに精一杯でも
それでも毎日は続いていくわけで

コロナに罹患したり
踏んだり蹴ったりの日々を過ごしておりました。
嗅覚が家出して、まいったまいった。



人の記憶って
どんなに消したいと思っても簡単には消えてくれなくてね。

だから学びがあるんだと思うけど。


無理やり忘れるには
起こったことを全部否定しなくちゃいけなくて
少しは本当があったって信じたい自分を認めて
手放してあげなくちゃいけないから苦しいんだよね。
否定も肯定もしなくていいよってわかるのは、その苦しみのずっと先。



かなり心を抉られたけど

「おかげでわたしのステージがひとつ上がっちゃったんで
あなたはきっと一生そのステージを無限ループするんでしょうね
せいぜい頑張って」

っていう気持ちで
感謝しつつ強く生きれるくらいには回復した

あんなに
泣いても泣いても泣き足りなくて
何のために生きてるんだわたしは

とか思ってたけど
時間薬ってちゃんとあるんだなぁ
って感心するわ

渦中にいると、絶望しかないんだけどさ

若干のトラウマはあるけど
たぶん大丈夫


自分の弱さを知ること
弱さを知っていることは、たぶんとっても強みだと思ってる。

ありがたいことに
男を見る目はなくても
わたしは周りの人に恵まれてるし。



✾


なんかさ

わたしは写真とか言葉にして気持ちを整理して自分を保ってて

でもネガティブな投稿を不快と思うひともいるっていうのを思って

とくにインスタってTwitterと違ってポジティブしか許されない印象があって


ソーシャルな場所だから
なるべくネガティブで終わらない書き方を意識してたつもりではあるけど
ずっともやもやしてて
ちょっとインスタを離れたくなっちゃったんだよね


でもアカウントって
わたしにとってのお部屋みたいなもんだし
誰でもご自由にどうぞ
って置いてある日記みたいなものだからねぇ

もちろん誰かを傷つけたり馬鹿にしたりするようなことはどんな場所でも書いちゃいけないと思うけど。

「ひとは口の中に斧をもっている」
っていうお話が仏教にはあります。

自分から発してしまった言葉は取り消せないのよ。
なんでも相手に伝えればいいってもんじゃないの。

自分への戒めもこめて書きました。

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