山口達也とその周りはなんで未成年性加害を語らないんですかね

「株式会社山口達也」のウェブサイトを見ると、トップページにまず下記文言が記載されています。

2018年、2020年に私が起こしてしまった事件、事故につきまして、誠に申し訳ございませんでした
改めてお詫び申し上げます

2018年の事件は未成年への性加害事件、2020年の事故はバイクの飲酒運転事故。

つまり、未成年性加害を公に隠しているわけではない。
しかしながら山口達也は、飲酒運転事故のことは何度も語っていますが、未成年性加害には一言も触れていないんですよね。

当時の報道を見ると、無理やりキスをされた被害者が強く抵抗して逃げていなければもっと酷い被害にあっていた状況でした。

今年9月のXのポストによると、2020年の飲酒運転事故こそ彼の「底つき」の日だったようで、未成年性加害で訴えられた日はまだ底をついていなかったようです。


なぜでしょうかね。未成年性加害ですよ。国が違えば懲役何年になっていたか。
まともな国だったら、今も刑務所の中で強制ノンアル生活を送っていたのではないですかね。
刑務所を出た後でもそうそう表舞台に顔を出せる形で復帰できるようには思えません。

例えば被害者の女性から事件を公に語らないでほしいと頼まれていたとしたら、頑なに語らないのはわかります。
ただその場合でも、被害者の目に触れる形で顔を出して活動するのは不誠実ですよね。どう考えても性加害事件を語らずに表舞台に顔を出して復帰しているのはおかしいですよ。

上記ポストのリプ欄を見ても、山口達也の周りにいる人たちも未成年性加害には全く触れていないように見受けられます。
株式会社山口達也のサイトには山口の兄による表明文が載っています。

弟が事件を起こしてから約5年が経とうとしています
彼がアルコール依存症から立ち直ろうとしている姿を傍で見ていました
しかし残念ながら、再度アルコールでバイク事故を起こしてしまいました

ここでも性加害事件を起こしたこと自体を無かったことにはしていないけど、ぼかしています。「再度アルコールでバイク事故を〜」という書き方だと、「事件」の方も似たような事故だと思ってしまいます。

きっと、山口達也が未成年性加害で「底つき」にならなかったのは、このように周りが事件を直視しないさせないで支えたからなんでしょうね。
「示談は成立したし、男の部屋にのこのこついていった女が悪いって世間でも大勢が言ってるし、ほとぼり冷めたら復帰できるよ〜」という感じだったんでしょうかねえ。
なのに、飲酒運転事故を起こして、底つきになってしまった。残念。

不治の病であるアルコール中毒と向き合い、不死鳥の如く復帰した山口達也。
性加害さえしていなければ表舞台で講演会でもなんでも開く資格はあったと思いますよ。

仕事で信頼関係を結んだ共演者の未成年女性に、知名度が抜群に高い中年男が性的な加害を加えた。その行為の中にこそアルコールとは別種の依存と、そして深い女性蔑視があるのではないですかね。
そこからどのように「立ち直って」いるのか。「治療」はされているのか。

このような人物を「依存症と闘う人」としてしれっと講演に招く方もどうかしています。

私は山口達也という人物に興味はないですが、見かけるたびに絶望的な気分になります。何度でも飽きずに絶望を感じさせてくれる日本社会の象徴ですね。

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