論文ファイルとの付き合い方 [2024年12月の]
4年前の↓
3年前の↓
そこから、ひさしぶりに大きく変わったので現状メモ。
なんかもう、論文ファイルの整理に時間を溶かすのは(=整理できるものだと考えるのは)やめたほうがいいんじゃないか?って気持ちが濃くなってきてもいる。
ある先輩が、論文執筆に必要な文献は全部印刷して机に積み上げておいて、論文を書き終えたら全部捨てるんだ、と話していた。本当は私もそのくらい豪快な付き合い方をしたいんだ。
とかなんとかうじうじ考えつつ、2024年12月のです↓
主な変更点
論文を読むアプリをGoodnotesからPapersに完全お引っ越し
論文ファイル管理を(Paperpile & Papersの併用期間を経て)Papersに一本化
Papersに取り込んだPDFをGASを使ってEvernoteに自動転送(※ 未解決問題あり)
つまり、Papers依存型になった。
しかし、Paperpileもまだまだ良くなっていきそうで、大いに未練がある。本当は、論文ファイル管理をPaperpile、論文を読むのをPapers、とするのがベストだと思うんだよなー。それならEvernote問題もほぼ解決できるしなー!うおおお…(迷)
Papersへのお引っ越し
Paperpileからの引っ越し願望があって今回の変更をしたわけではない。noteのおすすめ記事にPapersをおすすめする記事が表示されているのが視界に入ってきたので、なんとなく読んだのがきっかけだった。
そこからいくつか紹介記事を見ていくうちに、乗り換えた方が論文ファイル付き合いがなめらかになるかもなぁ〜という気分になってきて、トライアル登録 → 迷わず本登録(Paperpileと併用)となった。
たぶん最初に読んだ2本↓
さらに、twitterでフォローしている方がグッドタイミングで紹介記事↓を書かれていた。
Papersを使ってみていいなと思ったところは、
読みながら引用文献情報をチェックしやすい(決定打)
ファイル名を維持したまま書き込み付きPDFをエクスポートできる
(今はエクスポートしない生活に変えたので重要じゃなくなった)SafariとChrome両方に拡張機能がある
(今はブラウザをArcに変えたので重要じゃなくなった)
(Paperpileも近々Safariで使えるようになるらしい)ローカルフォルダに放り込んだPDFを自動で取り込んでくれる
(MendeleyからPaperpileに乗り換える時に諦めたんだけど、あるとやっぱり嬉しい)PDFを開いた画面にAIとチャットするコーナーがあり、単語/専門用語の意味や「この論文に〇〇に関する情報は報告されているか」など尋ねながら読むことができる
それでもPaperpileから脱しきれずにいたのは、論文情報の自動取り込み力が段違いだと感じるためだった。やっぱりGoogleパワーってことなんだろうか。Papersにも自動照合機能はあるし、Paperpileとは違う仕様?もあってありがたいんだけど、成功率が低めな気がする。
あと、Googleドキュメント内での引用はPaperpileの方がスムーズかもしれない。
Evernoteへの転送設定(暫定)
論文ファイルとの付き合い方問題以上に深刻なのは、私の研究生活がEvernoteなしでは成り立たなくなっている問題である。しかしこれはもうどうしようもない……と思うことにしており、したがって、論文ファイルはEvernoteにも保存しなければならない。
前はZapier(無料プラン)を使って自動転送していたのだけど、ふと、GASってやつを使えばZapierなしでも自動化できるのでは…?と気づいて試してみた。GoogleのことなのでとりあえずGeminiに相談して、なんやかんやごちゃごちゃやって、PapersにPDFが取り込まれたら自動的にEvernoteにも保存されるようになった。一応なった。
「未解決問題」と書いたのは、現状、Papersに新たに保存されたPDFだけじゃなくて、Papers内の既存PDFに変更を加えた場合もそのPDFがEvernoteに新たに保存されてしまう(Evernote内での重複が大量発生し得る)という点。
GASでは「modified date」を検索条件にすることはできるけど、「created date」を条件にすることはできないっぽいのだよな。別の絞り込み方法もいくつか試してみたけど、ファイル数が多すぎるために適用不可っぽい。
近未来の自分へ
今の時点で登録論文が17000個くらいあり、引っ越しコストは今後も増えてく一方なんだろうと考えると、やっぱりもう落ち着く決意をしてしまった方がよさそうです。Evernoteへの転送問題の解決も諦めよう。
溜めることより読むことに時間を使いなよ、ってね……。