劇場版シティーハンターは悪党コンビが良い

劇場版シティーハンターの感想を、ちょっとゆるーく書いてみようかね。つぶやきの方でざっくりとは書いたんだけどさ。

前作は作風が総決算的な感じだったから、ちょっとスペシャル感を感じたんだけど、今回は違うね。今回のシティーハンターは、過去に何回か作ってたシリアスな回の感じが強いかな。

だから結末までの展開は、まあ予想通りだったんだけど、意外だったのは敵側のピラルクーとエスパーダがを狙ってなかったってこと。

これは新鮮だよね。普段なら危機に巻き込まれて、香がピンチになって、最後にはパイソンが火を噴いて敵をやっつけて終わりみたいな展開が多いんだけど、今回は違った。

ふむ、なんかこいつら、悪党のわりに案外良い奴らじゃん?

考えてみれば、ピラルクーとエスパーダのコンビ、結構魅力的なシーンがあって、正直に言っちゃうと、どんどんこの悪党コンビが好きになっていっちゃったよ。

ホント、ヒロイン枠のアンジーが死んだシーンよりも、この2人が死んだシーンの方が、なんか泣けたんだよね。

エスパーダが見かけによらず気のいい兄ちゃんっぽいし(見た目だけだと人の話を聞かさなそうな典型的な悪党っぽいのにね)、ピラルクーがアンジーを妹みたいに大事にしてるのが、なんか良いなと。日常描写もまた良いんだよな。互いの食の好みなんかも分かってて家族っぽいしさ。

まあ、製作陣も最初からこの2人にヘイトを向けさせるつもりはなかったんだろうね。だからこそ、もっと長く生かしておいてほしかったなぁ。本当に、良い奴らだったよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?