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【AsiaHaptics2024に参加】A Comparison of Violin Bowing Pressure and Position among Expert Players and Beginners

はじめに

こんにちは。杉浦裕太研究室M2の瑞穂です。
10/28~10/30の3日間、マレーシアのSunway Universityで開催されたAsiaHaptics2024に参加し、「A Comparison of Violin Bowing Pressure and Position among Expert Players and Beginners」というタイトルでデモ発表をしましたので、ご報告させていただきます。

研究の概要

本研究ではバイオリンの運弓動作に着目し、バイオリンの初心者と経験者の弓動作(弓圧・弓位置・弓速度)を計測、比較しました。経験者特有の特徴や初心者に足りない要素を明確にすることで、初心者の上達には何が必要かを検討できます。詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
今回は実験参加者を、経験者と初心者それぞれ8名ずつ計16名に増やし、応用として視覚フィードバックのプロトタイプを実装し、デモ発表を行いました。

当日のフィードバック

多くの参加者の方にデモを体験していただきました。デモでは、ディスプレイに弓圧と弓位置のグラフをリアルタイムに表示し、表示されている幅に収まるように弓圧を調整するという視覚的フィードバックのシステムを提示しました。
一度もバイオリンを弾いたことのない初心者が使うには難しすぎるという意見や、触覚的なフィードバックの可能性についての意見をいただき、今後の研究方針の決定に役立てようと思いました。

デモ発表の様子

感想

初めてデモ形式のみの学会に参加しました。他の参加者の方の研究は学会名の通り触覚系のテーマが多かったため、あまり感じたことのない触覚をたくさん体験させていただけて、とても新鮮でした。動画や論文で見るだけではわからないすごさや感覚を体験し、デモ形式でこそより伝わる良さに感激しました。

私は初めてマレーシアを訪れたのですが、現地の方がここは毎日夏なんだよとおっしゃっていて、確かに朝の早い時間からとても暑かったです。かと思えば、急なスコールで雷雨になったり、なかなか日本では体験できない気候でした。また10/31がdeepavaliというヒンドゥー教のお正月の祭典の日だったため、大学やホテル付属のショッピングモールが綺麗に飾り付けられていたり、夜中まで街中の至る所で花火が打ちあがっていたり、盛り上がりを感じました。

煌びやかな装飾

発表文献情報

Yurina Mizuho, Yuta Sugiura, A Comparison of Violin Bowing Pressure and Position among Expert Players and Beginners, AsiaHaptics2024, Malaysia, 2024.

発表ポスター




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