見出し画像

【ロボティクス・メカトロニクス講演会2023に参加】指腹開放型入力デバイスにおける文字ジェスチャ識別

はじめに

杉浦裕太研究室修士1年の北村です。6月28日~7月1日に名古屋国際会議場で行われたロボティクス・メカトロニクス 講演会2023 (ROBOMECH2023)に参加しました。「指腹開放型入力デバイスにおける文字ジェスチャ識別」というタイトルでポスター発表を行ったので、参加報告をさせていただきます。

研究の概要

近年、apple watch などのウェアラブルデバイスが普及してきたことで、スマートフォンを使用しないメッセージ入力手法が増加してきています。スマートフォン操作の約40%がメッセージ入力であることから、指先でメッセージ入力が行えるようになれば、今までよりも簡単に入力が行えるのではないかと考えました。

そこで、本研究では反射型光センサを用いた指先のジェスチャ識別手法を提案しました。7つの反射型光センサを配置した付け爪型デバイスによって、指先の皮膚変形を取得します。この皮膚変形を特徴量とすることで、人差し指に親指で書く文字ジェスチャを識別することができます。今回のジェスチャセットはアルファベット26種類を用いました。被験者は6人で平均識別精度は81.2%となりました。

当日のフィードバック

ジェスチャの識別手法やデバイスデザインなどの技術的な質問から、今後の展望や使用方法など多くの質問を頂きました。今後は実用性という観点に着目して、研究を進めていきたいと考えています。

感想

1時間半という短い時間でしたが、多くの方にデモを行っていただけて、とても有意義な時間となりました。また、自分の分野とは異なる展示が多くあり、とても勉強になりました。

発表ポスター


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?