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エルとの出会い
いつものようにインターネットで保護犬の情報を見ていると・・・・・・・モフモフでとっても可愛いポメちゃんを見つけました!!目がくりくりでタヌキ顔の愛らしい笑顔にときめいてしまい、早速翌日に保護団体さんのところへ行きました。
到着してすぐにその子とお見合いをすることが出来ました。写真通りのとっても可愛い子です。旦那と交互に抱っこさせてもらってナデナデ。茶色い毛並みがとっても綺麗でした。・・・そうです。実は最初に一目惚れして会いに行ったのはエルではないポメちゃんでした。
想像通りの可愛い子でしたが、旦那も私も即決!という雰囲気ではなく。ボランティアのスタッフさんが、この子も抱っこしてみませんか?と連れてきてくれたのがエルでした。明らかに怯えていて、抱っこすると全身が強張っているのが伝わってきました。目を大きく見開いてキョロキョロし、こちらを見ないようにしています。すごく過酷な暮らしをしてきたんだろうなとすぐに分かりました。パサパサの毛並みに涙焼けの跡が酷く、肉球には汚れが染みついてしまっていました。旦那と交互に抱っこさせてもらい、優しく話しかけながら撫でてあげたのを覚えています。犬を迎えるのも初めてだし、心に傷を負っているような難しい子をいきなり引き取るのはハードルが高いかな、と考えていました。あとから聞くと旦那も同じ気持ちだったようです。そしてしばらく抱っこしてから、そろそろスタッフさんに返さないとと思い放そうとしました。
でもその時エルがぎゅっと抱きしめてきたんです。お腹を私にぴったりつけて寄り添ってくれたのを感じました。初めて会った20分ほど前とは違う表情で、じっと私の瞳を見つめていました。
「この子を家族に迎えたい!」
気が付くと言葉に出ていました。旦那は驚いた様子でしたが、とにかくもう一度抱っこしてこの子のことを見て、とお願いしてエルを渡しました。旦那もしばらく腕の中のエルをじっと見つめたり、話しかけたりしていました。
「この子にしよう。」
忘れもしない、この瞬間にエルは私たちの家族になりました。ブリーダーのところで繁殖犬として赤ちゃんを産む仕事をしていたエル。これからは3人でたくさん楽しい経験をしていこうねって決めた日でした。エルのうちの子記念日である2017年5月28日のことです。写真はその日に保護施設で卒業記念にエルと撮ったときのものです。こうして念願の犬との暮らしが始まりましたが、予想外の展開が・・・! 続きます。
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