いい進学先の選び方(第3章)#1
第3章 進学先の場所と暮らし
<進学先は都市がいいか、地方がいいか>
この話をするときに、最初は「都会がいいか、地元がいいか」と考えましたが、書いている自分もこんがらがってしまったので、私が一番わかりやすい都市、地方と表現としました。何をもって都市か、地方かの線引きははっきりしませんが、どうかお許しください。
例えば、目標している進学先が国公立大学や有名大学なら、目標が"その大学"なので、場所は全く関係ないです。
先程、就職先のことについても多少触れましたが、就職する時の学歴、就職後のキャリアでも学歴、学閥も重要な組織もあると聞きます。そのような事情があるのなら、都市、地方など関係なく、目標としているところへ合格できるように努力し、進学してください。
ここでも誤解されないように述べますが、都会=レベルが高い、地方=レベルが低いでは決してありません。
逆に、あまり学歴にこだわらず、「手に職をつけたい」、「資格をとつて就職したい」ということが目標なら、地元の学校をめざしてもいいと思います。もちろん都市部に住んでいる方は、都市部が地元ですので都市わ、地方などは関係ありません。
地方の学校でも、ハードルが高くて入学できない方は、都会、地方に関係なく、めざしている資格などがあれば、その実現に向けて多くの学校を受験して、合格したところ進学してください。これについて前章を参考にしてください。
都市には様々な大学や専門学校などが乱立しています。そして、若いときには大都市への憧れが強い方もいると思います。その背景は、都市部で一人暮らしがしてみたいとか、便利で人間関係も鬱陶しくない都市部への憧れもあるからではないでしょうか。
ただ、もし都市部の学校と地方や地元の学校、どちらも選べるのなら、自宅から近いほうが個人的にはいいと思います。これには、都会=1人暮らし、地元の学校=実家ではありません。これは後述する「一人暮らしについて」、「通学経路について」も併せて参考にしてください。
話は逸れますが、私が勤務していた大都市の学校に、2時間以上も電車に乗って通学していた学生がいました。「地元にも学校があるのに、なぜ時間をかけてここを志願したの?」と尋ねると「仲のあまり良くなかった子が、地元の学校を目指していたので」とのことでした。それはそれで理解できました。誰だって仲の悪い同級生と、あと数年も一緒なんて嫌ですよね。
●ひとこと(#1)
都市部の学校、地方の学校、地元の学校、選び方は人それぞれの事情があり、はっきり言い切れない部分があります。
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