いい進学先の選び方(第7章)#3
入学願書を出願する前に、最終確認すること(その3)
学生便覧(校則など)は事前に知っておいたほうがいいのだが・・・
近年、時代にそぐわない校則が問題となっておりますが、それは義務教育などばかりではなく、大学や専門学校などでも問題となっていると個人的は感じております。
私も「この校則は今の時代にはそぐわない・・・。」と思うことも多々ありますので、当然学生も同じことを思っているのです。それで、入学後に学生から問題提起されるのですが、私も”雇われの身”なので、校則は校則と言うしかありません。
入学後に、こんな状況になるのなら、最初からホームページなどで公表しておけばいいと強く思います。それを承知で入学してくれればいいのですが、残念ながら学生便覧(校則など)を公開しているところは100%ではありません。
私の知る限り、資格取得を目指す大学、専門学校は実習があるので厳しく、特に医療系の大学、専門学校では髪型、頭髪の色、ピアス、装飾品など、身なりは尚更です。しかしながら、若い学生ですから金髪、茶髪にし、大きなピアスをする学生もおり、その度に注意をするのですが、素直に聞き入れるようなら最初からやっていません。もう物事の分別がつく年齢ですので、私はもう一度言って改善しない学生は基本放置ですが、上席者から指導しろと言われるので、もう一度注意します。それでも直りません。これが実習前ならしつこく注意しますが、学生も抵抗しますが、ちゃんと自分自身もわかっていて、実習前には頭髪は黒色に戻し、ピアスも外します。
しつこいようですが、学生便覧(校則など)は、やはり入学前に閲覧できるといいのですが、それでは「会社などはどうなの」と言われてしまえば、少々歯切れが悪くなり、私の知る限り、会社などで就業規則を公開しているところも100%ではないでしょう・・・。たた、一つだけ違うとすれば、学生は学費を支払っているので、お客様気分のところも多少はありますが、会社となれば雇用関係。会社の規則が守れないようなら、解雇されても不思議ではありません。
ところが、学校は会社と違い、よほどのことがない限り、退学処分にはしないと思いますし、私の経験上、どんなに校則などを破った学生でも、退学にさせることは少ないと思いますが、社会的に影響がある大きなことをすればどうなるのか、幸いそのような学生と出会わなかったのでわかりません。
学校説明会やオープンキャンパス、体験入学では基本的に出願してほしいので、基本的にいい事しかいいません。それは当たり前のことだと思います。学校説明会やオープンキャンパス、体験入学にきて不安を感じてもらうようでは困ります。でも、入学しから「こんな学校の方針、校則などがあるのなら「最初に言ってよ!」と思う学生も少なからずおります。このような状況にならないためにも、入学前にしっかりと説明するか、学生便覧(校則などを公開しておくなどし、教員の立場としては、入学前に学生便覧(校則などの確認をしてもらい、それを承知したうえで入学試験を受け、合格したのだからと言えます。今後、日本全体で改善されていくことを期待します。
※学生便覧(校則など)を公開しているところもあります。入学前に確認してみてください。
〇ひとこと
何事も説明と同意は必要です。