いい進学先の選び方(第6章)#7
オープンキャンパスや体験入学などで、情報取集すること(その7)
学食や売店、イートインスペースが充実しているかチェックする
入学してからの楽しみの一つは学食です。毎日通う学校でバランスのよい食事をとることは親としての願いでもあります。毎日、ご家族が作ってくれた手弁当が一番ですが、例えば下宿して一人暮らしの方や、ご家族の都合でお弁当が作れないこともあるかと思います。そんな時にメニューも豊富で格安な価格で温かい食事が出来る学食は魅力的ですし、売店もあれば更にうれしいですね。
最近では、昼食だけでなく朝食や夕食も食べられ大学もあり、しっかり食事をとることを考えれば、学食はとても重要です。
それと、学食は交流の場でもあります。食事をしながら他の学部、学科の学生や教職員とも話ができることもあり、そこから距離が縮まり、見識や人脈などで人間関係の構築にも繋がることが出来るでしょう。
そんなメリットがある学食ですが、すべての学校に学食があるわけではありません。そうなると、毎日ファストフード店やコンビニなどが中心となるでしょう。ですが、毎日の外食は栄養も偏りがちで出費も相当です。なので、学食のある学校を入学の判断の一つとして入れてみてはいかがでしょうか。
では、学食がない学校はどうでしょうか。確かに小規模な学校などでは、学食がないところも多々あります。それは無理もありません。学食は学校側にとって経費がかかります。なぜなら、委託費や人件費、設備の維持管理、衛生面での管理も厳格にしなければなりません。ですから、学食がない学校などは、代わりに大人数が集まれるイートインスペースがしっかりあるかをチェックしましょう。イートインスペースは学食同様に食事だけでなく交流の場として活用できますし、なにより、昼食も含めて丸一日教室で過ごすのは気分的にも疲れてしまうでしょう。
そして、もう一つイートインスペースで確認してほしいのは、電子レンジが設置されているかどうかです。コンビニなどでお昼を買えば温めてもらえるでしょう。しかし自宅から持ってきた手弁当はどうでしょう。私も色々な学校を見てきましたが、良心的な学校は電子レンジをイートインスペースなどに設置してありますし、学校内にコンビニがあるところでも、コンビニの電子レンジを学生に開放している学校などもありました。もちろん中には、コンビニで買い物していない方は使用しないでくださいと書いてあるところもありました。食べ物は温かいものがいいです。なかには常温を好む方もいらっしゃいますが、それはそれで結構です(笑)
どんなときも食べることは重要です。その食事一つとっても、学校側がどれだけ学生を大事にしているのかが、わかるような気がしてしまうのは、私だけでしょうか・・・。
〇ひとこと
温かい食事が提供できる学校は、心も暖かいかもしれない。
また、イートインスペースが大きな学校も同様かも知れません。