圧倒的物量に打ち勝つローグライク、ワイルドフロストの感想【ネタバレ有り】
セールもあり、気になっていた
【ワイルドフロスト】
発売を楽しみにしていたのに、忙しさで一旦様子見したら時間が経っていました…だからこそ思う。
早く買ってやればよかった…!!
数百年もたっているあらすじ
あらすじにもありますが、
ローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームです。
この手のゲームの中でもエナジーの回数分動けるというものではなく、ターン中約1回だけ(厳密には違うが)動けると言うのもヒリヒリ感がある要素となっています。
仲間やアイテムを集めながら最後に待ち受ける『フロストガーディアン』を倒すのが目的です。
戦闘の回数自体はそれほど多くはなく8回程、
ローグライクでは少なめな戦闘回数のため、
難易度低いのかと思ったら…そんな訳はなく、
やりごたえのある内容となっています。
Nintendo Storeの一枚目の画像が松本 陽介さんの絵に似ている気がして、最初は関わっているのかと思いました。気のせいでしたけどね。
部族が優秀すぎる!
まず初めにリーダーを選びます。
初期では一つの部族しか選べませんがアンロックで最大三つの部族から選べます。
最初の部族はスノーとシュルーム(毒)が得意。
スノーは数値分のターン相手を動けなくさせ、
シュルームは数値分のダメージを与えます。
スノーに関してはデッキ構築型ローグライクをやっていればわかる極悪さ。
動けないって優秀すぎませんか?
スノーは耐性持ちの敵(ボスはほとんど)がいるのでこれがあれば勝ちというわけではないのですが、それでも強い、なぜこんな武器が得意な部族がいるんだ?最強の部族か?
仲間も強すぎる!!
冒険中にその他仲間を3体戦闘に出すことができます。仲間にするには冒険中のイベントでするか、開始直後のペットとして1匹選ぶことができます。
この他にも部族によって違う様々な仲間がいるのですが、攻撃が早い・効果が強い、体力があると言ったところから選ぶので、デッキ次第でキャラ達が輝きます。
キャラが物足りない時はイベントやショップで手に入るお守りを使って強くすることもできます。
敵が多すぎる!!
簡単に敵を封じれてこっちはどんどん強くできる…じゃあ楽勝気味のゲーム?と思うとそうでもありません、敵が多すぎるんです。
最大12体のキャラクターが場に出ます。真ん中で分けて六体ずつ、こちらは味方三体とリーダー、その他セットできるアイテムなどを置けますが敵側は空いてるスペースにどんどん後から敵が登場してきます。
スペースがなければ余裕があるまで出てきません。
いや待つなよ…!!
店が混んでたら他の店に行きなさいよ…!!
一体を動けなくさせても、他の敵が動いたり新しい敵が出てくるのでスノーの強さが中和されているのです。
この圧倒的物量がこのゲームの醍醐味であり、イライラするところです。多すぎるって…!!
俺の最強チームが…!!
最後に出てくるフロストガーディアンはこのゲーム集大成の敵です。
圧倒的物量と強い効果を持つ敵達を何とか時間をかけて倒してクリアした時は圧倒的達成感!!
今までの仲間に感謝ぁ!!!
体を乗っ取られ最強パーティーが敵になります。
次の目的は前の自分達パーティーの討伐。
おいおい、俺の作り上げたコンボやぞ?
勝手に使うんじゃねぇ!!
敵仕様になった自分達はなかなかに凶悪、次に会う時用に弱くしようかと思うと他に勝てなくなってしまう…やはり全力を出し続けて勝つのが1番。
ローグライクの良さである自分の経験で強くなっていくことが最善というのを感じられます。
最後の敵で出るとわかっていれば対策もできますしやりごたえになってるな〜なんて感じました。
ベルのレベルを上げて親玉を倒せ!!…倒せん!!!!
デッキ構築型ローグライクの超王道スレイザスパイヤのように、難易度調整はあります。それが嵐のベル
いくつかある制限をつけて冒険し、最終段階まで上げることで真のラスボスと戦えます。
それがちょうどいい調整で、底なし沼にハマるように、ゆっくりと辛くなっていきます。
最大レベルの10は小さな障害が重なってとんでもない難易度。クリアするの一苦労です。
そして最後に出てくる大ボスは今までのプレイを覆すことをしてきます。
必要な力が変わる最終戦
このゲームはリーダー以外のキャラを出し入れしたり、位置を動かすことでダメージを逸らすことができます。それが他のゲームとの違いであり、面白いところなんですが、最後の敵はそんなこと許しません。
動けない、というだけならまだしも
『圧倒的物量』の強い敵が他にもいます。
そいつらがこぞって攻撃してくるため強化も間に合いません。
敵を倒す強さと速さが必要になる訳です。
今までは戦略〜とか時間をかけて強くしたり〜とか何とかできましたが最後はパワー。
ここまでに力で制圧する方法を用意できないやつはワイルドフロストを止めることはできない、言葉ではなく力で証明されます。
高い攻撃力は戦闘中に作れなくはないのですがそうすると敵の攻撃に間に合わない…
相手は数も多ければ体力も多く、攻撃力もあって…何がむしろ足りない?と思うほど。
調整ミスかよと思ってましたが何度かやるとクリアできる。絶妙な強さということがわかります。
おしまいに
長所
・強い武器仲間リーダーによる無双感
・程よい長さ、程よい敵の強さ
短所
・ある意味短い。
嵐のベル10までは結構スムーズに進めましたし、30時間くらいでラスボスを倒せました。これがいい短さと思いましたが、エンディングまでが短いのがどうなの?という人もいるかもしれません。いや、30時間ならいいくらいか…短所は無理して書いたかもしれません。
一応全ての嵐のベルをクリアするとさらに難しいモードで遊べるらしいのですが、それはまたいつか機会があればいいかなと思ってます。
いや…他のベル辛いのが多くて避けてたのにやるのはちょっと…クリアの達成感をまだ味わせください…
やりごたえもあるし、絵柄も可愛い。
何よりクリアするまでの敵の物量を防げた時の達成感があるのでぜひワイルドフロストやってみてください!