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早く次回作を! モノクロームメビウス刻ノ代贖感想【ネタバレ有り】

アクアプラスから出ている和風ファンタジーもの【うたわれるものシリーズ】の最新作が発売されました。
【モノクロームメビウス 刻ノ代贖】
今までSRPGや無双アクションと形を変えて新作が出ている中、今作はRPGとなっています。
最新作と言っても完全に地続きではなく、二作目の
【うたわれるもの偽りの仮面】の前に何があったのかと言う話になっています。
うたわれるもの偽りの仮面0みたいな作品なのでこの作品からやっても分からなくはないのですが、ところどころ今までの作品からの繋がりで分かりにくいところや、前作を知ってるからこそ楽しいところがあるので前作もぜひやってほしいところです。


謎に満ちた父親の話の概要

ストーリーは、
ヤマトにある辺境の郷エンナカムイで暮らす若者・オシュトルは、ある少女・シューニャと出会い、亡くなったはずの父親が今も生きていることを知らされた。真実を知るため、地図にない謎の国『アーヴァ=シュラン』を目指すのだった。
と言うもの。
うたわれるもの偽りの仮面ででるオシュトルが『うたわれるもの』となるまでの物語となっており、重要キャラであるし、何よりもうたわれるものの世界をまた楽しめると言うところはファンにとって待ち侘びた作品だと感じています。

RPGをおもしろくするのは物語だと言われるほどの魅力

【RPGをおもしろくするのは物語だ】と言うキャッチコピーがあるだけに、
オシュトルが国を代表する漢にどうやってなったのか、仲間たちとの絆をどう作ったのか、そして父親はなぜ生きていたのかと言う、
謎などを辿って行く過程は目が離せません。
そして、今までの作品の積み重ねである、
設定の深さや世界観の奥行きというところは夢中になれる部分だと思います。

キャラクターの掛け合いも私は好きです。
特に日常生活やストーリー時の会話はキャラクターが活き活きとしており、嫌味なキャラクターも身内にいないため何度も見続けられる。RPGをおもしろくするのは物語であり、それを作るキャラクター達なのだと実感します。

・ゲーム性でいうとRPGで良くあるレベル上げは章が進むごとに簡単になります。そのためスラスラと進んでいく感覚を味わえます。仲間の数は少ないので誰が最後強くなるのかとか、詰んでしまうとかそう言う悩みはないと思います。

次回作前提かと思うところ

・古き良きRPGといえば聞こえはいいのですが、なんだかPS2のRPGを思い出すようなゲーム性です。
フィールドではジャンプができます。できますが、必要なところはほぼありません。
戦闘でアクロバティックに動くキャラが、
「この崖は登れないな」と言ったりしてるのが嘘にしか感じません。どうせなら隣の低い崖ジャンプで登らせてくれよ…

道具も9個ずつしか持てません。道具の少なさで戦略の難しさを出しているのだとしたらもどかしさの方が勝ちました。
でも素材と呼ばれる強化アイテムは何十個でも持てます。いや…持てるんかい…ただ、素材は9個しか持てなかったらストレスでしたので持ててよかったです。

また、戦闘の順番は連環と呼ばれる3つの円上のキャラクター順に操作できるのですが、これも分かりにくい。
内側の円ほど早く動けるのは分かりますが、強化は1つの円のキャラ対象だったり、扇状の場所にいるキャラだったり、なんか面倒。それが戦略性だと考えるのは簡単ですが、それなら…みたいに思うところはあります。

左上が行動順。



最後にストーリーについて、うたわれるものに再びハマったくらい面白く、ED後次回作を心から望んでしまいました。ハマったから話が終わってほしくないと思うファンだからかもしれませんが、この作品だけではわからない謎があります。
これは自分の読解力の問題なのかと悩んだり、隠しエンディングがあるのかと思ったり…トロフィーコンプしてもわからない謎なので間違いなく次回作が出ると思っています。ひとまずは一年後(偽りの仮面も次回作が一年後だったので)を待ってみて、朗報があることを祈っています。斬2の時のように3年後…なんてことはないことを祈りたい。売り上げが良くなくて開発中止、が1番聞きたくない。それなら情報がないまま過ごしていきたい…本当に…

トロコンは約55時間、クリアは約50時間でできました。

まとめ

出たばかりは村人の顔が無い(のっぺらぼう状態)ことも少し気になっていましたが、話が進めばそんなにNPCは気になりません。言ってしまえば最近アップデートで顔が実装されました。
つまりまだ改善される要素があるかもしれないと思うので、今は、ん?と思うところがあっても、うたわれるものを知っている方にはぜひやってもらいたい作品ではあります。次回作ではきっと直ってるから…!!
特にED後、ちょっと話があるのですがそこの儚さ、ワクワク感、これらは実際に見てもらいたいです。
やっていて最初は辛いところもありますがとにかく都に拠点を持つまで、それまでやってもらいたい…!

日常の楽しさと物語の奥行き…これらを楽しんでください。


※2024年、11月11日追記。
10日にあった大アクアプラス祭にて発表がありました。

『うたわれるもの』シリーズ最新作『うたわれるもの 白への道標』(しろへのみちしるべ)を発表した。発売時期は2025年秋を予定している。対応ハードは未定。

 登場声優の利根健太朗さんと皆口裕子さんが登壇。利根さんは「『モノクロームメビウス』の話の続きになるような」と、なんとも気になるコメント。

 さらに、シリーズのプロデューサーを務める下川直哉氏からのメッセージも読み上げられ、「本作は『うたわれるもの』シリーズのすべてを包み込んだ集大成」とコメントしていた。システムは『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』をベースに、より進化したものになるという。

記事内一部引用

うおお!!ついにきました!!!
モノクロームメビウスの純粋な新作ではなさそうですが、うたわれるものの新作が出ることは嬉しい限りです!
システムはモノクロームメビウスなので一体どうなるのか…気になるところです!
集大成と言ってますけど…タイトルがうたわれるものに戻るため、また続編ありきでないことを祈りたい。何はともあれ楽しみが増えました!!!

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